ミネソタ州でトランプ批判を精神疾患とする法案が提出され、議論が白熱。進歩的議員は法案を非難し、自由な言論の重要性が問われている。
この法案は、共和党のエリック・ルセロ氏を含む5人の上院議員によって提案され、「トランプ錯乱症候群(TDS)」を精神疾患に指定する内容である。
TDSは、トランプ大統領の就任以降に発症した被害妄想とされ、反トランプ主義者を指す言葉として使われてきた。
法案では、TDSの症状はトランプに対する強い敵対感や、トランプ支持者に対する暴力行為として表れると説明されている。
この法案に対し、進歩的なミネソタ民主農民労働党のエリン・マーフィー上院議員は、法案自体が時間の浪費であり、撤回を求めている。
彼はこの法案を「軽率で恥ずかしい」と批判し、もし冗談で提案したのなら精神健康問題を軽視するものであり、真剣に提案したのならメディアの自由に対する侮辱であると述べた。
一方、共和党のマーク・ジョンソン上院議員は、議員が自由に意見を述べる権利を尊重するべきだと反論した。
また、昨年の大統領選挙キャンペーン中、バイデン前大統領がトランプをナチスに例えた際、トランプ陣営は「バイデンがTDSを発症した」と反応したこともあり、TDSは政治的な攻撃の一環として利用されている。
さらに、ホワイトハウスのレビット報道官は、TDSがトランプ大統領の政策に対する民主党とメディアの反対の原因であると主張している。
このように、法案の提出は単なる政治的な駆け引きにとどまらず、アメリカの政治における言論の自由や精神健康への理解についての重要な議論を引き起こしている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/28dc9f0bc5b6d76bbd7e7a1fbca81b32404c79c7
コメントの内容は、トランプ批判を精神疾患とする法案に対する強い懸念が多く寄せられました。
多くの人が、この法案が独裁的な動きであり、アメリカの民主主義が崩壊する可能性があると警鐘を鳴らしました。
特に、かつてのソビエトや北朝鮮のような弾圧がアメリカでも起こりうるのではないかという不安が表明されていました。
また、共和党がトランプの私党と化していることや、議員たちがトランプに対して忠誠を示すために異常な行動を取ることが批判され、自由や民主主義が失われることへの懸念が強調されていました。
さらに、法案が全米に広がることで、アメリカが自由の国でなくなるという意見もありました。
トランプ支持者の中には、トランプを称える祝日を制定することに対する疑問もあり、アメリカの政治状況が低レベル化しているとの指摘もありました。
全体として、コメントはトランプ批判を精神疾患とする法案がもたらす影響について深刻な懸念を示しており、今後のアメリカの政治情勢に対する不安が広がっていることが伺えました。
ネットコメントを一部抜粋
独裁者に対する個人崇拝ですね。
これに火がついて全米に広がる事態になったらアメリカはもう完全に自由の国でも民主主義の国でもなくなります。
まさか自由を標榜するアメリカでこんな法案が出る時代になるとは思っていませんでした。
アメリカは信頼に足るビッグブラザーではなくなってしまった、ということなのだろう。
このま進むと現代版南北戦争勃発か州の独立宣言か現実としてありえるかも。