JALとNECが自動運転バスの実証実験を実施。顔認証乗車や遠隔見守りシステムを活用し、将来の社会実装を目指す。
要約すると日本航空（JAL）と日本電気（NEC）は、将来的な自動運転車の社会実装に向けた実証実験を行うことを発表しました。
この実験は、JALグループの社員が羽田空港整備地区内の関連施設間を移動する際に使用する業務連絡バスの一部区間で実施されます。
期間は2023年3月17日から24日までです。
実験では、NECの先進的な通信技術とAI技術を活用し、自動運転の業務システムや顔認証乗車システムの検証が行われます。
具体的には、運転支援車（自動運転レベル2）が運行され、ドライバーが行っている乗車確認や案内などの付帯業務の自動化・省人化も検証の対象となります。
特に注目されるのは、NECの高精度な顔認証技術を用いた顔認証乗車システムで、これにより乗客の認証が迅速かつ正確に行われます。
また、NECの遠隔見守りシステムも導入され、走行状況をリアルタイムで確認できるほか、バス内外の安全確認も実施されます。
さらに、電波環境が悪いエリアでもリアルタイムで見守りができる学習型メディア送信制御技術が活用される予定です。
両社は、この実証実験の成果を基に、地域の移動課題の解決に向けた新たな移動手段の提供を検討しています。
将来的には、自動運転技術を空港業務に活用し、顔認証システムと連携することで、空と地上のシームレスな移動を実現することを目指しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/5388d2442e49ac717d01193bb765a698bbccb373