フィンランドのノキアにF-35エンジンの整備施設が完成予定。NATO加盟国向けの維持管理ネットワークも強化。
この施設は、フィンランドのノキアに位置し、2025年秋から運用が開始される予定です。
主にF-35に搭載されるF135エンジンの組立と整備を行うことが目的で、フィンランド軍への安定供給を図ります。
アメリカのプラット・アンド・ホイットニー社は、2024年にパトリアと契約を結び、2025年から2030年にかけてF135エンジンや部品の組み立てを行う計画です。
さらに、2030年以降には整備、修理、オーバーホール、アップグレード(MRO&U)業務に移行することも予定されています。
フィンランドは2021年12月にロッキード・マーチンと64機のF-35購入契約を結びましたが、その後のロシアのウクライナ侵攻を受けて、フィンランドは中立政策を改め、2022年3月にNATOに加盟しました。
このため、新設される施設は国内の整備環境を充実させるだけでなく、欧州のNATO加盟国におけるF135エンジンの維持・管理ネットワークの拡大も意図されています。
F-35の納入は2028年頃から始まり、2030年にはフィンランド空軍のF/A-18「ホーネット」を置き換える計画が進行中です。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/7eedecb27acce15240d992952467e49339d613cc
ノキアにF-35エンジン整備施設が完成したニュースに対するコメントでは、フィンランドの防衛産業の進展や、F-35の受注状況について多様な意見が表明されました。
特に、ノキアという名前から携帯電話メーカーを連想する人が多かったものの、実際にはフィンランドの都市名であることに驚く声がありました。
さらに、パトリアという企業が日本の陸上自衛隊に関連する装甲車を製造していることが知られ、フィンランドの防衛技術が世界的に評価されていることに感銘を受けた人も多かったようです。
F-35については、ウクライナ侵攻を受けて受注が増加したものの、トランプ政権下でのアメリカの外交政策が影響を及ぼすのではないかとの懸念もありました。
また、北欧ではフランス製のラファール戦闘機が主力になる可能性についての意見もあり、アメリカ製兵器への依存に対する不安が表明されました。
フィンランドがF-35のサプライチェーンに参加する条件で導入を決定したことには疑問を持つコメントもあり、将来的なアメリカの動向に注目が集まっていました。
全体として、フィンランドの防衛産業の発展や国際的な関係に対する関心が高まっていることが伺えました。
ネットコメントを一部抜粋
フィンランド関連の記事でノキアという名前が出てきて、最初は携帯電話メーカーのノキアを思い浮かべました。
パトリアはフィンランドを代表する防衛産業企業であり、装甲車両はもちろんのこと、航空機部品、艦船、防衛システムといった幅広い分野で高い技術力を誇るグローバル企業なんですね。
F-35は値段が高く中々売れなかったがウクライナ侵攻で世界がきな臭くなり受注が増えた。
最近、防衛装備がアメリカのものばかりで良いのか気になる。
フィンランドはF-35のサプライチェーン参加を条件に導入を決定したけれど、トランプが自国から仕事を奪うサプライチェーンを、このまま黙って見ているとは、とても思えない。