米国で拘束された学生活動家マフムード・ハリル氏の裁判がルイジアナ州からニュージャージー州に移送されることが決定。トランプ政権の移民政策の影響が懸念される。
この判断は、トランプ政権の移民管理当局である米移民税関捜査局（ICE）が、ハリル氏の拘束を正当化するために行った主張を退けたものである。
ハリル氏はパレスチナ出身でアメリカの永住権を持ち、コロンビア大学の卒業生である。
彼は2023年の春、ガザ地区での戦争に対する抗議活動を行ったことが理由で拘束されたとされている。
拘束後、ハリル氏はニューヨークの自宅からICEによって拘束され、ルイジアナ州の留置施設に送られた。
彼の弁護団は、ハリル氏の拘束が不当であると主張し、裁判の移送を求めていた。
裁判官は、ハリル氏がニュージャージー州での審理を受ける権利があると認め、国外追放を禁じる命令も維持した。
ハリル氏は自らを「政治犯」とし、言論の自由を行使した結果として標的にされたと訴えている。
また、彼の妻はアメリカ国民であり、現在妊娠中である。
ハリル氏の拘束は、トランプ政権が移民に対する厳しい姿勢を示している一環として捉えられている。
さらに、コロラド州デンヴァーでは、メキシコ出身の女性がICEに拘束され、移民権利活動家たちが強い懸念を示している。
彼女はアメリカで30年近く働いてきたが、移民法の執行を巡る政治的な動きが影響しているとされる。
これらの事件は、アメリカにおける移民政策と人権問題の複雑さを浮き彫りにしている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/fa9668cd1ce99edd22a164aabdaf8856bb286d78
コメントでは、マフムード・ハリル氏の裁判移送決定に関して、様々な意見が表明されました。
多くのコメントは、移民政策や司法の中立性についての懸念を示しており、特にアメリカの民主主義が分断されつつあるという見解が目立ちました。
ハリル氏がハマスのビラを配っていたことから、アメリカに居るべきではないとの意見もあり、強制退去を求める声もありました。
さらに、政府が控訴する可能性についての言及もあり、司法の役割やその限界について考察されていました。
また、トランプ前大統領の政策や行動に対する批判も見受けられ、特に彼のイスラエルへの肩入れや司法人事への影響を懸念する声がありました。
全体として、移民問題や司法の在り方に対する議論が活発であり、アメリカ社会における分断の影響が色濃く反映されていました。
ネットコメントを一部抜粋
共和党が最初民主党を攻撃したとき、私は声をあげなかった。
地裁がニュージャージーに移送命令を出しても政府が控訴し上級審で争えば良い。
米国の司法は中立性が無く、民主党の代弁者になっている。
三権分立がきちんと効いて行政の暴走を司法がチェックしています。
学生時代、ゼミでこの理論はアメリカにおいて確立されたものと教わった。