福岡市で発生したバス事故で、運転手が安全確認を怠り、64歳男性が両足骨折の重傷を負いました。運行会社の西日本鉄道は謝罪し、事故原因の究明に協力する意向を示しています。
この事故は、今年1月22日の夜、福岡市中央区の大名2丁目バス停付近で発生しました。
64歳の男性が西鉄バスに乗車しようとした際、両開きのドアに手を挟まれたままバスが発車し、男性は車道上で転倒して両足を骨折する重傷を負いました。
事故後、男性は入院しており、現在も療養中とのことです。
西日本鉄道の林田社長は、事故の発生に対し深い謝罪を述べ、利用者や関係者に多大なご迷惑をかけたことをお詫びしました。
また、事故の公表が遅れた理由についても説明し、安全な公共交通を提供する企業として、事故発生後は速やかに情報を公表すべきであったと反省の意を示しました。
事故の原因については、運転手が発車時にドア付近の安全確認を怠ったことが指摘されています。
運転手は、男性の手が抜けた後も事故に気付かず運行を続けていたことが明らかになっています。
バスのドアには挟み込みを防ぐセンサーが装備されていますが、今回の事故ではそのセンサーが正常に反応しなかったことも報告されています。
具体的には、センサーは2センチ以上の物を挟んだ場合に作動する仕組みであり、男性の手の幅がその基準に満たなかったため、事故が発生したと考えられています。
西日本鉄道は、今後の捜査に全面的に協力し、事故の原因究明に努める姿勢を示しました。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/e37e18659453ec79c1b1a745dfe98f86c7c4c79f
福岡市で発生したバス事故に関するネットコメントでは、運転手の安全確認不足や乗客の行動についてさまざまな意見が寄せられました。
多くのコメントでは、事故の原因として運転手の過失が指摘される一方で、駆け込み乗車を試みた乗客の行動にも問題があったとの見方が強調されていました。
特に、発車間際に無理にバスに乗り込もうとする行動が事故を引き起こした可能性があるとの意見が多く見受けられました。
さらに、運転手の立場を擁護するコメントもあり、運転士が責任を負うべきではないとの意見が多く寄せられました。
事故を機に、運転席から乗客の状況を確認できるカメラの設置や、ドライブレコーダーの利用を提案する声もあり、今後の改善策を求める意見が目立ちました。
また、運転手不足の問題も指摘され、運転士を守るための対策が必要だとの声も多くありました。
全体として、事故をきっかけに運転手と乗客の双方に注意を促す意見が多く、今後の安全対策について真剣に考える必要があるとの認識が広がっていました。
ネットコメントを一部抜粋
気づかず発車したバスの運転手の過失は大きいのだろうが、無理に乗ろうとした人にも過失がある。
運転手のミスだけなように言われ、可哀想だと思う。
この事故を機会に小型カメラの設置が進むといいと思います。
発車間際のバスに不用意に近づいた可能性は否定できないだろう。
運転士を守るための対策が必要だとの声も多くありました。