タイの観光列車に改造された14系とキハ183系が、日本の国鉄色を再現。内装やデザインに日本の和を意識した工夫が施され、観光客に新たな魅力を提供する。
これらの車両は1990年代から日本で廃車となった後、タイ国鉄に譲渡され、特に14系と24系はバンコク発の夜行列車で重宝されていました。
しかし、近年は中国製の寝台客車に取って代わられ、第一線を退くこととなりました。
最近では、14系とキハ183系が観光列車として改造され、2024年3月に「ロイヤルブロッサム」としてデビュー予定です。
新しい観光列車は、タイ南部のレムチャバン港で陸揚げされた後、シルチャジャンクション駅で放置されていたが、突如として改造されることが決まりました。
内装には大胆な展望窓が設けられ、座席はサロンカー仕様に変更されており、日本の和を意識したデザインが施されています。
特に、キハ183系は北海道専用のスラントノーズ車両で、タイ国鉄においても観光列車用に改造が進められています。
改造にあたっては、タイと日本の軌間の違いから車輪の変更が必要であり、タイ国産の車輪に交換されることになります。
エンジンの点検整備も難航し、日本語の図面をタイ語に翻訳する作業が行われたため、改造作業は通常よりも時間がかかっています。
観光列車としての運行は、日帰り旅行のパッケージツアーに組み込まれる形で行われ、観光地での見学や体験が楽しめる内容となっています。
これにより、タイの鉄道文化に日本の技術やデザインが融合し、観光客に新たな魅力を提供することが期待されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/2127bf5dea3356e2d899ee5cb9a3f9472e8b1559
タイの観光列車に日本の国鉄色が再現されたことに対するコメントは、主に懐かしさや期待感が表現されていました。
特に、20年前にタイ国鉄にハマっていた人々は、当時の思い出を振り返りつつ、現在の日本の車両がタイでどのように活用されるのかに興味を持っている様子でした。
ホアラポーン中央駅の思い出や、日本から譲渡された車両の存在について語るコメントが多く見られました。
また、東南アジア全体で日本の中古鉄道車両が広く使われていることにも言及され、タイだけでなく、ラオスやカンボジア、マレーシアなどでも日本の車両が活躍していることが紹介されていました。
これにより、新規の都市鉄道プロジェクトに日本企業が関与することへの期待感も感じられました。
さらに、タイの改造技術の高さや、過去に譲渡された車両の改造についての話題もあり、特にキハ58が客車に大改造されたことに驚く声もありました。
全体的に、タイ国鉄の再現された国鉄色に対する期待と、過去の思い出が交錯する温かいコメントが多く寄せられていたようです。
ネットコメントを一部抜粋
もう20年ほど前のことになりますが、タイ国鉄の乗り鉄にハマっていました。
東南アジアは結構日本の中古鉄道車両が走っている。
元はまなす用の14系のロイヤルブロッサムも改造されてタイの技術の高さが分かります。
北海道で特急オホーツクで走っていた頃が懐かしいですね。
国鉄の車両って丈夫なのですね。