Internet Explorerは長年にわたりユーザーから嫌われており、その理由はCSS解釈の違いやセキュリティ脆弱性にあります。特にIE6は長期間使われ、後継バージョンへの移行が進まなかったことが影響しています。
特に、IEが開発されていた時期において、Web開発者からの評価は非常に低く、「IEだけ見え方が違う」という問題が指摘されていました。
これは、IEがCSSの解釈において他のブラウザと大きく異なり、特にフロントエンドエンジニアにとっては非常に厄介な存在でした。
IEの最終バージョンであるIE11でも、この問題は十分に解消されず、モダンなCSSへの対応が不十分であったため、Web制作者はIE向けの個別対応に多くの時間を費やさざるを得ませんでした。
また、特定のフォントを使用するとバグが発生するなど、開発現場でのストレス要因となっていました。
さらに、IE6は特に長い間使用され続けたバージョンであり、2004年にはブラウザ市場の8割を占めていました。
このようなシェアの大きさから、後継バージョンへの移行が進まず、Microsoft自体がIE6の使用を促すキャンペーンを行うほどでした。
2011年には、IE6のシェアは世界で12%、日本では10.3%に達していました。
これらの理由から、Internet Explorerはユーザーから嫌われ続けてきたのです。
2022年には開発が終了し、現在はMicrosoft Edgeが標準ブラウザとして位置づけられていますが、IEの影響は今もなお多くの開発者の記憶に残っています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/bbc15a13b4299c2d13febba5bf0bc9aebf7e3110
Internet Explorer(IE)は、その使い勝手や特定機能によって一時的に愛されながらも、徐々に嫌われるようになったブラウザです。
特にActiveXという技術は、銀行やオンラインゲームなどで広く利用されていたため、ユーザーはIEを使い続けざるを得ない状況がありました。
また、マイクロソフトの独占禁止法に関する問題も影響し、IEはOSに強引に組み込まれた結果、他のブラウザに対して競争力を失っていったという意見もありました。
さらに、ビジネスシステムにおいては、IEが必要不可欠であったため、企業はIEを使わざるを得ない状況に置かれました。
これにより、長期間にわたってIEが使用され続けたものの、セキュリティや動作の不具合が指摘され、他のブラウザに移行するユーザーも増えました。
最終的には、IEは多くのユーザーにとって使いにくいブラウザとなり、他の選択肢が普及する中で、その存在意義が薄れていったのです。
ネットコメントを一部抜粋
IEが嫌われ、かつ嫌われながらも使い続けられた理由の一つにActiveXがあると思う。
マイクロソフトの独占禁止法対策が影響してます。
法人でIEを無理に使う理由は、ビジネスソフトの核となる部分が、Microsoft社製でIEブラウザでないと正常に動作しない癖もだった。
web開発やっているけど、以前マイクロソフトがCMでHTML5に対応しているのはInternet explorerだけ、とやっていたけど、実際は全くの逆で、Internet explorerだけがHTML5に対応出来ていなかった。
遠い思い出だがw これだけは鮮明に覚えている。
遅すぎて、重すぎて、それだけは本当にビックリしたw