カナダの自由党がトランプ米政権への反発から支持率を急回復し、保守党を逆転。カーニー新首相は中間層向けの減税を提案し、自党支持を訴えた。
新たに就任したカーニー首相のもと、自由党はトランプ米政権への反発を背景に、支持率を一時的に20ポイント以上引き離されていた最大野党・保守党を逆転した。
カーニー氏は「米国の大統領をコントロールすることはできないが、自分たちの運命は変えられる」と述べ、中間層向けの減税を提案し、自党への支持を訴えた。
自由党はトルドー前首相の長期政権の後、インフレや住宅不足に対する不満から支持率が低下していたが、トランプ氏がカナダに対して関税圧力を強める中で国民の反発が高まり、自由党の支持が再び上昇した。
最近の世論調査では、自由党の支持率は37.5%に達し、保守党の37.1%を上回った。
カーニー氏はカナダ銀行とイングランド銀行の総裁を歴任し、金融界での実績から「ロックスター」とも称されるが、政治経験がないため、トランプ氏との対峙に不安を抱える声もある。
カナダでは一部の小売店が米国製品をボイコットする動きも見られ、トランプ氏の影響が与党支持の回復に寄与している。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/97d4877a0f2a406347659577d31eb6113f9a5ff1
カナダ自由党の支持率が急回復した背景には、トランプ大統領の強硬な発言や政策が影響を与えたとの見解が多く寄せられました。
特に、トランプ大統領がカナダを「51番目の州」と表現したことが、カナダ国民の団結を促し、自由党への支持が戻ったと考えられています。
カーニー首相に対する期待も高まり、彼の政治的手腕が今後の選挙での信頼獲得に繋がるかが重要視されていました。
さらに、トランプ大統領の発言が国際的な反発を招く中で、カナダ国民が自国のアイデンティティを再確認し、支持率の回復に繋がったとする意見もありました。
カナダの経済が米国に依存している現状を踏まえ、国民は毅然とした外交姿勢を求めているとの指摘もありました。
全体として、自由党の支持率回復は国民の強い思いを反映したものであり、今後の政治情勢に注目が集まっています。
ネットコメントを一部抜粋
カナダ国民は、カーニー首相に期待しても良いのではないか。
トランプ大統領の登場で、このままではいけないというカナダ国民の強い思いが、自由党支持の回復へとつながった。
カーニー氏の政治的な手腕は未知数だけど、これからの選挙戦で、どれだけ国民の信頼を得られるかがカギになる。
国際協調が進む中で、カナダの首相が同国のアイデンティティを問い直したことで、国民もどうするべきかよくわかっている。
トランプ大統領の強気の言動も行き過ぎると世界からの反発が大きいものだと予想される。