子どもがスマホを持つ年齢は12歳が最多で、親の理由から子ども自身の理由へと変化。地域による差やトラブルのリスクも考慮が必要。
このような状況の中、親たちは子どもにスマホを持たせる時期について悩むことが多いです。
モバイル社会研究所が実施した「2024年親と子の調査」によると、スマホを持ち始める年齢は全国平均で10.3歳であり、最も多いのは12歳です。
この調査では、親が子どもにスマホを持たせる理由が年齢によって変化することも明らかになりました。
例えば、小学校低学年の子どもにスマホを持たせる理由としては「緊急時の連絡」や「子どもの居場所の把握」が約半数を占めていました。
しかし、学年が上がるにつれて「子どもが欲しいと言った」や「友だちが持ち始めた」という理由が増える傾向にあります。
つまり、小学校低学年では親の意向が強いのに対し、中学生になると子ども自身の意見が影響を及ぼすようです。
地域別に見ると、近畿地方が最も早く、平均で9.8歳でスマホを所有し始めることがわかりました。
さらに、経年変化を調査した結果、2019年には11歳台だったスマホを持ち始める年齢は徐々に低下しており、2024年には10.4歳に達しました。
特に女子は男子よりも早くスマホを持つ傾向がありましたが、2024年にはその差が縮まっています。
スマホの所有年齢が低下する中で、子どもがスマホトラブルに巻き込まれるリスクも増加しているため、親は子どもと一緒にスマホの使い方やルールを話し合うことが重要です。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/a0c37bc82b160e14e350e66455c48312065b49b4
コメントでは、子どもがスマホを持ち始める年齢についての意見が多く寄せられました。
中学生になる前に持ち始めるケースが一般的であり、クリスマスや受験合格をきっかけにスマホを手に入れる家庭が多かったようです。
特に、卒業前に友達とLINEを交換したいという子どもの要望が強く、すぐにグループができる状況が見られました。
また、親自身も中学に入る前にスマホを持たせることで、子どもが新しいコミュニティに慣れることを重視しているようです。
親が子どものLINEを見守りながら使わせているケースもあり、トラブルが起きた際にはすぐに対応できる環境が整えられていることが分かりました。
さらに、スマホが部活動においても必須になり、特に部長やキャプテンは顧問との連絡手段としてスマホを活用していることが示されました。
ルールを設けて使用を管理する親も多く、セキュリティ対策やネットの危険性について教えることが重要視されていました。
ただし、スマホに対する懸念もあり、不適切な広告や中毒の問題についての意見も見受けられました。
全体的に、時代の変化に伴い、子どもがスマホを持つことが避けられない現状がある一方で、親たちはしっかりとした管理を行い、子どもたちが健全にスマホを使えるよう努力していることが伺えました。
ネットコメントを一部抜粋
私の周りでも中学生になる前が殆ど持ち始める年齢に思います。
子どもには10歳の時に持たせた。
実際は回線契約しているスマホを持ち始めるのが12歳最多であって。
時代だから持たせるのは仕方ないのかもしれないけど。
学校や塾も大変だろうな。