米イーサリアム現物ETFが3月に4億100万ドル流出し、年初の利益を消失。ビットコインETFとの対比も注目される市場動向。
この流出は、イーサリアムETFが保有する総資産67億7000万ドル(約1兆223億円)の約6%に相当します。
流入があったのは3月4日のたった1日で、1458万ドル(約22億円)が流入したものの、1月と2月にはそれぞれ1億100万ドル(約152億5000万円)と6000万ドル(約90億6000万円)の流入があったことと比較すると、流出の影響がいかに大きいかがわかります。
同じくビットコイン(BTC)現物ETFも資金流出に直面しており、3月には8億9300万ドル(約1348億4000万円)の純流出が見られましたが、運用資産に対する規模は943億5000万ドル(約14兆2500億円)の約0.9%と小規模です。
ビットコインETFは1月に52億5000万ドル(約7900億円)の資金流入を記録し、その後も純流入を維持しています。
このような状況は、最近の市場動向を反映しており、3月1日以降、イーサリアムは約8.5%下落しましたが、ビットコインは3%以上上昇しました。
年初来ではイーサリアムは37%以上急落し、約2080ドルとなっていますが、ビットコインも7.5%下落し、約8万7300ドルで推移しています。
CoinDesk 20 Index(CD20)は同期間に21%下落しました。
イーサリアムETFはローンチ以来、依然として24.2億ドル(約3650億円)の純流入を維持していますが、ビットコインETFが引き込んだ360億5000万ドル(約5兆4436億円)に比べると、その規模は小さく、2つの資産間の投資家の意欲の差を浮き彫りにしています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/0c60f92ee016b6b3ae938cbb334696ffa13cca20