フィデリティがソラナの現物ETF上場をCboeに申請。暗号資産への関心が高まる中、複数の資産運用会社も同様の申請を行っている。
Cboe(シカゴ・オプション取引所)は、フィデリティが提案するソラナETFを上場させるためのフォーム「19b-4」をアップロードしました。
これに先立ち、フィデリティは3月20日にデラウェア州でフィデリティ・ソラナ・ファンド(Fidelity Solana Fund)を登録していますが、現時点では新しい証券を発行するためのフォーム「S-1」は提出されていません。
このフォームは、証券取引所に上場するために企業が必要とする書類です。
ソラナは時価総額740億ドル(約11兆円)で、世界第6位の暗号資産として知られています。
フィデリティ以外にも、グレイスケール、フランクリン・テンプルトン、ヴァンエックなど、複数の資産運用会社がソラナを基盤としたETFのローンチをSECに申請しています。
先週、ソラナ先物に連動するETF(SOLZとSOLT)がナスダックに上場し、現物ETFの承認に向けた重要な一歩となりました。
フィデリティは昨年、フィデリティ・ワイズ・オリジン・ビットコイン・ファンド(FBTC)とフィデリティ・イーサリアム・ファンド(FETH)の2つの暗号資産現物ETFをローンチしており、FBTCは約170億ドル、FETHは約9億7500万ドルの資産を取り扱っています。
フィデリティの顧客の多くは暗号資産に関心を持っており、その大部分は既に暗号資産を保有しています。
同社は2014年からデジタル資産のエコシステムに取り組んでおり、今回のソラナETFの申請はその延長線上に位置付けられています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/a77531acdfeaa856a8fbbb74f23c3f7f19a914ee