中小型バラ積み船の共同開発、尾道・常石造船が新たな一歩

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尾道造船と常石造船が共同で中小型バラ積み船を開発。燃費性能を大幅に向上させ、初の本格協業が実現。今後の市場競争力が期待される。

要約すると尾道造船と常石造船は、2023年10月24日に4万2200トン積みの中小型バラ積み船を共同開発したことを発表しました。

この共同開発は、両社にとって初の本格的な協業となります。

開発した船は「Bingo42」と名付けられ、省エネフィンの採用により燃費を従来の船型よりも低減させ、エネルギー効率設計指標(EEDI)では基準値比で35%以上の削減を達成しています。

また、メタノールとの二元燃料化を視野に入れた設計が施されています。

コンセプト設計は両社で共通化し、営業活動と建造はそれぞれの企業が行う形をとっています。

尾道造船は主にタンカーを手掛けており、これまで4万トン積みのバラ積み船を持っていましたが、新たな船型では全長を3メートル延長し、載貨重量と燃費性能を向上させています。

一方、常石造船は同サイズのバラ積み船「TESS42」を保有しており、こちらも燃費性能の向上に取り組んでいます。

両社の造船所は広島県内にあり、これまでは情報交換などの小規模な交流に留まっていましたが、今回の共同開発を通じてさらなる連携が期待されています。

両社の協力により、今後のバラ積み船市場での競争力が一層高まることが見込まれています。

参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/f56bbc38cbb729e30f10f89396f134e80a745f14

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