日本の温泉地で観光客増加に伴い、源泉水位が低下。嬉野市やニセコなどでオーバーツーリズムの影響が懸念され、持続可能な観光が求められています。
特に佐賀県の嬉野市は、国内外からの観光客に人気の温泉地であり、30軒以上の宿泊施設が立ち並ぶ一方で、源泉水位が過去4年間で約20%も低下したことが報告されています。
昨年の平均水位は、記録上最も低い39.6メートルに達し、地元当局者は観光公害であるオーバーツーリズムの影響を懸念しています。
温泉水の需要が急増する中、特に外国人観光客が好む客室内の私的な温泉利用が増えており、これが供給に圧力をかけていることが指摘されています。
村上市長は、源泉は持続可能であると強調しつつ、ホテルや旅館に対して深夜の内湯利用制限を呼びかけています。
このような状況は嬉野市だけでなく、北海道のニセコなど他の温泉地でも見られ、源泉水位が低下しています。
中央温泉研究所の主任研究員は、観光以外にも水道管の腐食やポンプ設備の老朽化が源泉水位に影響を与えていると述べています。
温泉法に基づく基準を満たすための温泉水の管理が求められる中、観光業の重要性を認識し、持続可能な観光を目指す必要があります。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/5b2b054bbd6209b2c710172a77c0661e9ffb358f
オーバーツーリズムが日本の温泉源泉水位に影響を与えているとの報道に対し、ネットのコメントでは様々な意見が寄せられました。
多くのコメントは、温泉の水位低下が観光客の増加だけではなく、他の要因も関与していると指摘していました。
特に、温泉施設の管理が不十分であることや、新たに開業した宿泊施設が温泉の湧出量に影響を与えているとの意見がありました。
また、入湯税の徴収が十分に源泉の保護管理に使われていない実情が問題視され、税収の使い道を見直す必要性が訴えられました。
さらに、オーバーツーリズムに対する懸念が強調される一方で、それに対する対策を講じる必要があるとの意見も多く見られました。
特に、観光政策の見直しや、観光客の受け入れに対する制限を検討する声もありました。
コメント全体としては、温泉の源泉水位低下の原因をしっかりと調査し、適切な対策を講じる必要があるとの意見が強調されていました。
ネットコメントを一部抜粋
オーバーツーリズムによる内湯利用の増加が原因で本当に水位の低下が起こっているなら、内湯のある部屋の料金と内湯がなく共同浴場利用のみの部屋の料金の差をもっと大きくすればいいのでは。
嬉野市では宿泊者150円、日帰り利用50円の入湯税を徴収し、年間6~7千万円強の収入があります。
このようにオーバーツーリズムから派生する色々な問題が顕在しています。
オーバーツーリズムだけで無く、単に自然現象を原因として水位が低下するのはよくあることでは無いのかな?
インバウンド過多で、日本にはほとんどメリットはない。