NHK朝ドラ「おむすび」の最終回で、結と雅美が公園でおむすびを食べるシーンは、物語のテーマを象徴する重要な瞬間であり、視聴者に温かい感動を与えた。
結（橋本環奈）と雅美（安藤千代子）が公園のベンチでおむすびを一緒に食べる場面は、物語の重要なテーマである「人とのつながり」を象徴している。
このシーンの制作統括を務めた宇佐川隆史さんは、温かいおむすびにこだわり、本番直前に現場で握ったものを使用したと語っている。
冷たいおむすびでも演技で温かさを表現できるが、実際に温かいものを食べてもらいたかったという思いが込められている。
物語の中で結と雅美の関係は深く、阪神淡路大震災で米田家が被災した際に、雅美が結におむすびを差し入れたエピソードが背景にある。
結は幼少期に冷たいおむすびを食べた際の言葉を悔やみ、雅美のその後を想い続けていた。
制作統括の真鍋斎さんは、このラストシーンが結の人生の原点を象徴していると説明し、結が雅美に会いに行くまでの経緯を語った。
シーンは柔らかく、二人が再会する瞬間は観る者に温かい感動を与える。
雅美が「おいしい」と言うと、結は幸せそうに笑顔を浮かべ、二人の後ろ姿が遠くから捉えられることで物語は幕を閉じる。
宇佐川さんは、このシーンが結の人生の礎になった人への感謝の気持ちを表していると述べ、視聴者に深いメッセージを伝えた。
ラストシーンは、視聴者にとって心に残る温かい瞬間となった。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/8fdd227ac061268dbf22be651a16b19f5a99603d
視聴者のコメントからは、最終回のラストシーンに対する感動や共感があったものの、その背景や脈絡に対する疑問が多く寄せられました。
特に、結が避難所でおむすびをくれた女性との再会が唐突に挿入されたことに対して、視聴者は「何の脈絡も無く」と感じる人が多かったようです。
また、結の人生における震災の影響が描かれていなかったため、ストーリーの中で震災の話が唐突に出てくることに違和感を覚えた人も多くいました。
さらに、キャラクターの掘り下げが不足しているため、視聴者は特定のキャラクターに対する記憶が薄れてしまい、「誰？」と感じる場面が多かったようです。
最終回においても、視聴者は「回収と感動を与えたかったのだろう」と感じつつも、実際にはそれがうまくいかなかったとの意見が散見されました。
全体として、視聴者はこのドラマに対して「駄作」との評価を下す一方で、食の大切さや人との繋がりについてのメッセージには共感する部分もあったようです。
最後には、「おむすび」の制作に関わった全ての人々に感謝の気持ちを示すコメントもあり、視聴者は複雑な感情を抱えつつも、ドラマを楽しんだことを振り返っていました。
ネットコメントを一部抜粋
結が避難所でおむすびをくれた女性と再会するラストシーン自体は感動的だったかもないけど、
意図はわかるし、その「心の棘」を継続的に描いてきたなら共感できて感動もするかもしれません。
毎回、粗探しをしようとしているわけではなかったのですが、「？」と感じることが多かったですね。
最後まで予想を裏切らなかったのはある意味すごい（笑）
結と雅美さんの出会いの回想シーンは入れるべきだったと思います。