テスラがサウジアラビアでEV販売を開始、展示イベントも開催予定。市場参入は困難が予想される。
要約すると米テスラは、サウジアラビアでの電気自動車(EV)販売を開始することを発表し、来月10日に現地で展示イベントを開催する計画を明らかにしました。
このイベントでは、自動運転タクシー「サイバーキャブ」の試乗や、人型ロボット「オプティマス」の展示が予定されています。
サウジアラビアは産油国であり、EVの市場シェアはわずか1%強と低いため、テスラの市場参入は困難が予想されています。
テスラは昨年、世界の販売台数が前年比1%減少し、上場以来初めての減少を記録しました。
特に、中国市場では競争が激化しており、昨年の売上高は競合の中国EV大手BYDを下回りました。
BYDは先週、テスラの急速充電設備「スーパーチャージャー」を上回る充電システムを発表し、テスラにとってさらなる脅威となっています。
また、欧州でも販売台数が減少し、特に2月には前年比40%減という厳しい状況に直面しています。
さらに、米国内ではイーロン・マスクCEOが「政府効率化省」を率いて人員削減を進めており、これが反感を招いています。
その結果、テスラの中古車価格が急落し、同社の車両や販売店、充電ステーションへの襲撃が相次ぎ、マスク氏の退陣を求めるデモも発生しています。
テスラの株価は昨年12月に最高値を記録した後、これまでに40%の下落を見せています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/975ba649123e3fbe1f7af0864ee6dd19c0e11e40