愛媛県今治市の山林火災は、降雨により火勢が弱まり新たな延焼は確認されず、住民は安堵の声を上げている。消火活動には多くの人々が関わっており、完全鎮火にはさらなる努力が求められている。
要約すると愛媛県今治市で発生した山林火災は、発生から5日目を迎えた28日、前夜の降雨の影響により火勢が弱まっていることが確認された。
新たな延焼は見られず、住民たちは「ひと安心」と安堵の声を上げている。
松山地方気象台によると、27日の午後6時から28日の午前2時までに28.5ミリの降雨が観測され、これが消火活動に寄与したと考えられている。
市街地では水たまりができ、煙も確認されない状況になった。
市長沢に住む68歳の芥川真二さんは、「深夜に大粒の雨が降っていて『助かった』と感じた」と語り、消防の活動に感謝の意を示した。
また、火災による家屋被害を受けた人々に対しては気の毒に思いながらも、人命に関わる被害がなかったことに安堵している。
近くに住む67歳の女性も、火が雑草に燃え移っていたらと考えると恐ろしいとし、焦げ臭い匂いがなくなったことにほっとしていると話した。
県の対策本部によると、消火活動には今治市と西条市の消防本部、消防団、さらに8府県からの緊急消防援助隊を含む5258人が関わった。
今治市消防団の70歳の男性は、くすぶっている火種から再出火の可能性もあるため、まだ安心できないと警戒を呼びかけている。
完全に炎が消えるまで、もうひと踏ん張りが必要だと強調した。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/7644a661cdad2f5a81aa0fe17aef50acc7eba1dc