日本の年金制度は他国に比べて低水準で、高齢者が働かざるを得ない現状が浮き彫りに。欧州の豊かな年金事情との対比が示されています。
筆者は37年前に英国に移住し、現在は英国の国家年金を受給しています。
英国では、66歳から年金が支給され、35年間保険料を支払った場合、満額で年間約220万円、月額に換算すると約18万4000円が支給されます。
この金額は、日本の国民年金の満額である月6万8000円と比較すると非常に高いことがわかります。
筆者の父は国民年金だけを受給しており、その金額が月額6万円台であったことから、日本の年金制度の厳しさを実感しました。
日本では、厚生年金を受け取る人は全体の半分弱であり、国民年金と合わせた平均受給額は月15万円弱です。
これに対し、英国では企業・職域年金も加わり、夫婦共働きの場合、月額74万円程度を得ることができます。
日本では高齢者が働く姿が増えているのは、老後の生活が厳しいことを示しています。
また、欧州の公的年金支給額を比較すると、ルクセンブルクは月額約100万円で1位、スペインとベルギーがそれに続きます。
日本は公的年金の受給額が他国に比べて低く、制度設計や保険料の納付方法も異なるため、単純な比較はできませんが、老後の生活を支えるための年金制度の見直しが求められています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/ecc5edb4afbcafcf255732e711cbfb293dffa201
ネットのコメントでは、日本の年金制度に対する厳しい意見が多く寄せられました。
過去の政策や運用ミスが現在の年金受給額に影響を与えていると指摘され、特にグリーンピア事業の失敗が大きな要因とされていました。
多くのコメントが、欧州と比較すると日本の年金制度が充実していないことを強調し、政治家に対する不満や制度改革の必要性が訴えられていました。
また、国民が選挙で選んできた政治家の責任も問われ、長期的な課題に対する国民の意識の重要性が指摘されていました。
年金の受給額が低く、生活が困難になることを懸念する声も多く、特に若い世代が将来に対して不安を抱えていることが伺えました。
全体として、年金制度の見直しや、より良い社会保障制度の構築が急務であるとの意見が多く見受けられました。
ネットコメントを一部抜粋
やっぱりヨーロッパは暮らしやすいですね。
日本でも昔は年金でそれなりに暮らせていたけど、
すべては国民が選挙で選んできた政治家が取り組んできた結果です。
高齢になっても裕福に生活できるためには、年金などの公的支援が充実しないと無理なことは誰しも理解できると思います。
政官財、特に財務省が国民から搾り取ることしか考えず、お金が回らない構造を作ってしまったため、