モルドバで大統領選の決選投票が行われ、親欧米の現職と親ロシアの候補が対決。ロシアの介入疑惑も浮上し、結果が外交政策に影響。
要約するとモルドバの首都キシナウでは、10月3日に大統領選の決選投票が行われ、親欧米の現職サンドゥ大統領と親ロシアの候補、ストヤノグロ氏が対決する形となった。
この選挙は、モルドバが欧米寄りの路線を進むのか、ロシアとの関係を維持するのかを占う重要な局面となっている。
10月20日に行われた第1回投票では、サンドゥ氏が約42%の得票率で首位に立ち、ストヤノグロ氏は約26%で続いたが、いずれも過半数には届かず、決選投票に進むこととなった。
事前の世論調査ではサンドゥ氏のリードが広がっていたが、実際の投票結果では差が縮まり、ロシアによる選挙介入の可能性が指摘されている。
モルドバ警察は、ロシア側から約3900万ドルが有権者に支払われたと発表し、買収の疑惑が浮上している。
さらに、約14%の得票率で3位となったウサティ氏の支持者の投票動向が、結果に大きな影響を与えると見られている。
ウクライナ侵攻以降、サンドゥ氏はロシアへの批判を強め、EU加盟を発展の唯一の道と位置づけている一方、ストヤノグロ氏はロシアとの関係を重視したバランス外交を掲げており、今後のモルドバの外交政策を大きく左右する選挙となる。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/27a383133294298ee5e77361e23ff9d44fd4da80