30代の息子が脱サラして農業を希望する中、新規就農者の現状や経営のリスクについて解説。農業への転身には多くの覚悟が必要です。
特に、代々続く農家ではなく、新規就農者として一から農業を始める場合、様々な困難が待ち受けています。
本記事では、農業従事者の現状や新規参入の方法、農家の実情について詳しく解説します。
農林水産省の調査によると、2024年の基幹的農業従事者数は111万4000人で、前年から5万人減少し、2015年からは約64万人も減少しています。
平均年齢は69.2歳に達し、65歳以上の割合は約80%となるなど、農業の高齢化が進行しています。
一方で、2024年の新規就農者は4万3500人で、そのうち3800人が親からの継承ではなく自ら土地や資金を調達して農業を始めています。
この数字は昨年より100人減少したものの、5年前と比べると600人増加しています。
特に注目すべきは、新規参入者の約7割が49歳以下の若手であることです。
脱サラして農業に転身する動きが活発化していることが伺えます。
新しく農家になるためには、主に2つの方法があります。
1つ目は自ら起業する方法で、土地を取得し資金を用意して自分のやりたい農業を追求することができます。
しかし、自由度が高い一方、経営リスクや天候不順、病害虫のリスクを負う必要があります。
2つ目は農業法人などに就職し、技術を学ぶ方法です。
安定した収入を得ながら経験を積むことができ、未経験者には現実的なスタートと言えるでしょう。
将来的に独立を目指す場合、農業経営のノウハウを学ぶことができるメリットがありますが、自分の意見が反映されにくいことや、起業する場合に比べて収入が低くなる可能性もあります。
このように、脱サラ農業には多くの覚悟と準備が必要です。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/dd2c9e02ad2cbf16ae193369a9866acc60a552f4
コメントの内容では、新規就農者の現実が厳しいことが多くの人から伝えられました。
過去20年間で農業を始めた方が、ビニールハウスを建てるのが高コストになり、手持ちのお金が少ない新規就農者にとって参入が難しくなっていると述べていました。
また、自然相手の商売であるため、異常気象や害虫の影響を受けやすく、収入が安定しないリスクが大きいことが指摘されました。
特に、農業での収入が生活を支えるには不十分な状況が多く、兼業農家が多い理由もそこにあると考えられていました。
さらに、農業における人手不足や高齢化が進んでいる現状も懸念されており、若い世代が農業に参入することが難しいとの意見もありました。
農業の持続可能性を考える上で、賃金保証や農業の重要性を再認識する必要があるという声もありました。
農業の収益性については、設備投資が高く、利益を上げるのが難しい現実がある一方で、成功している農家も存在するとの意見もあり、農業の可能性を感じている人もいました。
全体として、農業に対する理解や支援が必要であるとの共通認識が見られました。
ネットコメントを一部抜粋
手持ちのお金はほとんどありませんでしたが、ビニールハウスも安かったので頑張って1人でたくさん建てました。
近年は、温暖化の影響で良品を生産するのが大変だと嘆いていました。
農業では豊作となると価格が大きく下落するなどリスクが大きく、絶対にやめるべきです。
農家は一定の賃金保証をすべきだと思います。
農業を本当に重要な職業と思ってやってくれる人が必要だと感じました。