分散型ストレージ「Walrus」がSui上でメインネットをローンチ。ネイティブトークン「WAL」も提供開始され、コミュニティへのトークン配布が行われます。
この発表は、ウォルラス財団(Walrus Foundation)によって行われ、同時にネットワークのネイティブトークン「WAL」も提供開始されました。
「WAL」は、ウォルラスを利用するために必要なトークンです。
ウォルラスは、昨年6月に開発者向けにプレビューが公開されており、ミステンラボ(Mysten Labs)による第2弾の主要プロトコルとして位置づけられています。
このプラットフォームでは、任意のアプリケーションで大規模なデータファイルを公開、読み取り、プログラム可能となっています。
特に、Move言語ベースのスマートコントラクトを介して、オンチェーンおよびオフチェーンのデータファイル(BLOB)を管理できるため、ストレージライフサイクル全体でデータがサポートされるという特徴があります。
ウォルラスの分散型ネットワークでは、100を超える独立したノードオペレーターがネットワークの整合性を維持しており、最大3分の2のノードがオフラインになってもユーザーデータは利用可能です。
メインネットのローンチに伴い、提供される「WAL」の60%以上がコミュニティに提供され、エアドロップや助成金、開発者サポート、インセンティブ、ストレージ補助金などに活用される予定です。
具体的には、早期導入者や今後のエアドロップに10%、助成金や開発サポート、インセンティブプログラム用に43%、コア貢献者に30%、ストレージノードへの補助金として10%、資金調達に参加する投資家向けに7%が割り当てられています。
また、「WAL」は、ビットゲットやビッサムなど多数の取引所に上場しています。
ウォルラス財団は、メインネットローンチに先立ち、1億4,000万ドル(約209億円)の資金調達を行い、調達した資金はウォルラスの分散型データストレージプロトコルとアプリケーション開発プラットフォームの拡張と保守に活用される予定です。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/2d63c047fd85a58621ab8f14666dd7a902eaab6b