パナソニックがCES 2025でブロックチェーン技術を活用したTracephereを発表。製品の流通経路や資源循環をNFTで証明し、環境負荷を可視化する取り組みを紹介。
このセミナーでは、ブロックチェーン技術を活用したシステム「Tracephere(トレースフィア)」や、エネルギーマネジメントシステム(EMS)のセキュリティ監視システム、セルロースファイバーエコマテリアル「kinari(キナリ)」について詳しく説明されました。
特に注目されるのは、Tracephereで、これは代替不可能なトークン(NFT)を利用して製品の流通経路や資源循環を証明する仕組みです。
山本格也氏は、Tracephereを使って製品の使用材料やCO2排出量を可視化し、流通経路をトレースできると説明しました。
このシステムにより、各工程で生成されたNFTを通じて、製品がどのように資源循環を経ているのかを明らかにします。
また、パナソニックはオリックス環境やコープさっぽろなどと連携し、LED照明器具の循環リサイクルを実証するプロジェクトを進めています。
この取り組みでは、LED照明器具の利用から再利用、資源化までの流れをTracephereのNFTで証明し、各社がそれぞれの役割を果たしています。
山本氏は、Tracephereを数年以内に事業化し、再生プラスチック製品にも展開したいと考えており、これによりユーザーが原料やサプライチェーンを証明できるようになり、再生プラスチック製品の価値向上に寄与することを目指しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/2d86791d8fa318fee8361c212fea14757c836985