タイ・バンコクのビル崩壊調査の背景と影響

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タイ当局がバンコクのビル崩壊理由を調査。地震による被害は少ないが、設計や施工に疑問が浮上。

要約するとタイ当局は、3月28日に発生したマグニチュード7.7の地震によって、バンコクで建設中の33階建ての国家会計検査院ビルが崩壊した理由を調査しています。

この地震は隣国ミャンマー中部のマンダレー付近を震源とし、ミャンマーでは2000人以上が死亡しましたが、タイでは比較的被害が少なかったにもかかわらず、このビルの崩壊は重大な事故となりました。

崩壊により、少なくとも18人が死亡し、ビルの設計や建設安全基準の遵守、さらには中国国営請負業者に関する疑問が浮上しています。

タイの内務省は、事故の原因を解明するために調査委員会を設置し、7日以内に結果を報告するよう命じました。

内務大臣のアヌティン・チャーンウィーラクーン氏は、設計者、検査官、施工者の3つの要因が事故の背景にあると指摘しています。

また、特に懸念されているのは、コンクリートスラブや柱を補強するために使用された鋼棒の品質です。

バンコクの多くの建物は、政府が地震安全要件を満たすために建築基準を改定する前に建設されたものであり、今回の事故を受けて、建設業界における安全基準の見直しが求められる可能性があります。

崩壊したビルを建設した中国企業は、梁なしで建設する設計を採用していたことを宣伝しており、これが事故の一因であるかどうかも調査の対象となっています。

参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/826cd109f5fdce1355d25b06052b7f7a5d77300e

ネットのコメント

タイ・バンコクで発生したビル崩壊に関するコメントは、設計や施工の信頼性、特に中国企業の関与に対する懸念が多く見られました。

多くのコメントでは、国家会計検査院ビルという公的な建物の設計施工業者が入札で決まった可能性が指摘され、中国企業がコストを重視して落札した結果、質の低い工事が行われたのではないかと推測されていました。

特に「おから工事」と呼ばれる手法が使われた場合、地震が発生した際の危険性が強調されていました。

また、鉄筋やコンクリートの品質についても疑問が呈され、基準を満たさない材料が使用されていた可能性があるとされていました。

さらに、建設中のビルの倒壊に関する情報が中国当局によって削除されたという指摘もあり、情報隠蔽の疑念が持たれていました。

コメントの中には、中国企業が建設したビル全体の再点検が必要であるとの声もあり、今後の建設業界における信頼性の向上が求められていました。

全体として、ビル崩壊は単なる事故ではなく、より広範な問題を浮き彫りにした出来事であったと言えるでしょう。

ネットコメントを一部抜粋

  • 国家会計検査院ビルという公的な建物なので、おそらく入札で設計施工業者が決まったのだろう。

  • 鉄骨が見えないからRC造か?コンクリが粉砕してるところを見ると、鉄筋や使用本数が基準を満たさず、シャブコンを使ってたってところだろうな。

  • 粗悪な鉄筋を使用していたってあるが、中国当局は知っていたんちゃうかって思った。

  • 中国では、この建設中ビルの倒壊は報道管制が敷かれているそうだ。

  • 鉄筋スカスカ、コンクリしゃびしゃびの杜撰工事だったんでしょうね。

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