CATLが2024年の決算を発表し、売上高は減少したが純利益は増加。EV市場への強気な姿勢を示し、今後の需要拡大に期待を寄せている。
しかし、純利益は507億4000万元(約1兆413億円)に達し、前年比で15%の増益を達成した。
売上高の減少について、CATLは原材料価格の大幅な下落が影響したと説明している。
主力の車載電池事業では売上高が2530億4000万元(約5兆1931億円)と前年比11.2%の減少を見せたが、蓄電システム用電池事業は572億9000万元(約1兆1758億円)と、減収率が4.3%にとどまった。
CATLは、2024年末までに電池生産能力を676ギガワット時(GWh)に拡大する計画で、2023年末から22.5%の成長を見込んでいる。
しかし、2024年の電池生産実績は516GWhにとどまり、設備稼働率は76.3%と若干の過剰感が見受けられる。
CATLは、今後の需要拡大に自信を持っており、中国のEV市場の成長が続くことを期待している。
特に、車載電池事業においては新車販売におけるEVおよびPHVの比率が高まっていることから、長期的な需要が見込まれている。
また、蓄電システム用電池事業においては、再生可能エネルギー向けの新たな事業機会を模索している。
全体として、CATLはEV市場の成長に対して強気の姿勢を崩していない。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/9fd3fed600ce57abd59b304d12c4364a88a2cad9
CATLが純利益1兆円を超えたニュースに対して、ネットのコメントはさまざまな意見を寄せました。
多くのコメントが、中国がEV市場で確固たる地位を築いている現実を認識する必要があると指摘しており、特にCATLの研究開発部門の規模に驚きの声が上がっていました。
また、企業の成長は過去の努力の積み重ねであるとの意見もあり、今後の持続的な発展に対する危機感が共有されていました。
さらに、EV用バッテリーの寿命や処理方法に関する具体的な疑問も多く寄せられ、環境への配慮が求められていることがわかります。
一方で、中国製品に対する安全性の懸念も強く、特にバッテリーの発火事故に対する不安や、技術の信頼性についての批判も見受けられました。
日本企業の過去の失敗を引き合いに出しつつ、今後の技術競争に対する期待や警戒が入り混じったコメントが多く、全体として中国の進展を評価しつつも、慎重な視点が強調されている印象を受けました。
ネットコメントを一部抜粋
CATLはR&D部門だけで1万8000人働いているそうです。
問題はこれからですね、民営企業も国営企業も継続的な発展は川登の如く。
EV車用電池はいずれ寿命が来るが、大きくて重く大量の電池の処理はどうするのか知りたい。
バッテリーの原料が自国で採掘出来る強みは侮れない。
純利益が一兆円ってやばいな。