ムン・ジョンイン教授が新著で米国の外交政策の失敗を分析し、韓国が自律的な戦略を持つ重要性を強調。特に北朝鮮の核問題について警鐘を鳴らしています。
この本は、2023年9月から2024年5月まで行われた「ジェームズ・レイニー講座」の講演をまとめたもので、米国の外交政策に関する歴史的背景や理論的考察を提供しています。
講演者たちは、米国の外交政策が直面する重要な問題、特に米中関係や北朝鮮の核問題、ウクライナとガザの戦争、気候変動についても分析しました。
ムン教授は、特に北朝鮮の核問題を米国外交政策の代表的な失敗事例として挙げ、韓国は米国に過度に依存することの危険性を警告しています。
彼は、韓国政府が自律的な戦略的思考を育む必要があり、最悪のシナリオである「米国のいない朝鮮半島」に備えるべきだと述べています。
また、教授は外交が内政の延長であることを強調し、国民の支持が外交政策に与える影響についても言及しました。
ムン教授は、今後も米国の外交政策に関する研究を続け、さらなる出版を予定しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/80ebe81fed97da611492ff8bd2d3d4de8d4f538b
韓国が米国の外交失敗から学ぶべきことに関するコメントは、様々な視点からの意見が交わされました。
多くのコメントでは、在韓米軍の駐留経費の負担増が韓国にとって避けられない課題であるとされ、米国が韓国の国防を強化する意図を持っているとの見解が示されました。
特に、次期米参謀総長候補の発言が注目され、韓国軍が対北抑止を維持するために増強されるべきだとする意見がありました。
これに対して、韓国の進歩派が喜ぶような米軍撤退の単純なシナリオではないとの指摘もあり、米国の戦略が韓国にどのように影響を与えるかが議論されました。
また、韓国の外交政策が政権ごとに変わるため、安定性が欠如しているとの批判も見られました。
さらに、北朝鮮との統一に向けた韓国の戦略については、核武装を選択肢として考えるべきだとの意見があり、韓国が直面する国際的な課題に対する懸念が表明されました。
全体として、韓国の国防や外交の方向性についての不安が多く寄せられ、米国との関係の重要性が再確認される内容となっていました。
ネットコメントを一部抜粋
台湾有事の際に在韓米軍が韓国を留守にしてもよいように対北抑止がほぼ韓国軍だけで維持できるよう韓国軍を増強しろ。
在韓米軍の駐留経費の負担増を受け入れなければ、アメリカは軍を撤退させることはないと思います。
アメリカは同盟国の守護者という表向きの姿から、国益のためだけに駐留しているという態度を顕にするのではないでしょうか。
韓国が大統領が変わるたびに、コロコロやることなすこと変わるから外交が安定しない。
米国のいない半島に備えるべきで核を討議してセンシティブ国家継続ですね。