再審で無罪となった袴田巌さんの弁護団が、違法捜査による損害賠償を求めて国と静岡県を提訴する方針を発表。提訴は8月に行う予定。
要約すると再審で無罪が確定した袴田巌さんの弁護団は、違法捜査によって袴田さんを犯人に仕立て上げたとして、国や静岡県に対して損害賠償を求める訴訟を8月に提起する方針を固めました。
袴田さんは1966年に起きた殺人事件で逮捕され、長い間死刑判決を受けていましたが、2020年に再審請求が認められ、無罪が確定しました。
弁護団は、袴田さんが捏造された証拠によって有罪判決を受け、死刑の恐怖を味わったことを強調し、国と静岡県に対して賠償請求訴訟を起こす意向を示しています。
この提訴は、袴田さんが逮捕された日である8月18日に合わせて行うことを目指しています。
また、弁護団は再審無罪が確定した際の畝本直美検事総長の発言が名誉毀損に当たるとして別途提訴する計画もあります。
さらに、弁護団は来月末までに再審請求審や捜査に関する総括報告書をまとめる予定です。
これにより、袴田さんの長年にわたる不当な扱いに対する法的な責任を追及する動きが進んでいます。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/f258d32f2f907fd00fff04de846cc49e341b6a2b