UBTECH、2024年の業績見通しと人型ロボットの進展

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UBTECHが2024年の業績見通しを発表、売上増加と赤字縮小を見込む。人型ロボットの商業化が進展中。

要約すると中国のロボット企業、UBTECH Robotics(優必選科技)は2024年の業績見通しを発表し、売上高が前期比23.7%増の13億500万元(約270億円)に達すると予測しています。

また、純損失も8.3%減の11億5900万元(約240億円)に縮小する見込みです。

調整後EBITDAは6億900億元(約130億円)の赤字となり、開発費は売上高の36.6%に当たる4億7800万元(約100億円)を占めています。

人型ロボットの商用化はまだ初期段階ですが、UBTECHは消費者向けロボットや物流ロボット、教育用ロボットなど多岐にわたる製品を展開し、その売上の大半を占めています。

創業者兼CEOの周剣氏は、今後のテクノロジー業界においてスマート製造分野での人型ロボットの利用が新たな競争の焦点になると述べています。

UBTECHは、米国のテスラやFigureAIと競い合いながら、世界最多のスマート工場に人型ロボットを導入し、実地訓練を進めています。

現在、吉利汽車(Geely)や比亜迪(BYD)、独VWの中国合弁「一汽大衆」と提携し、さらに富士康科技集団(フォックスコン)や物流大手の順豊控股(SFホールディング)とも協力関係を築いています。

最近では、吉利傘下の高級EVブランドのスマート工場で、複数の人型ロボットが協働訓練を行う「群知能(Swarm Intelligence:SI)」技術を導入しました。

2025年までには人型ロボットの大規模な出荷が見込まれており、自動車メーカーの東風柳州汽車がUBTECHの人型ロボットを20台導入する計画を立てており、家具大手の居然智家(Easyhome)も年内に500台を調達する見込みです。

これらの動きは、UBTECHが人型ロボットの商業利用を加速させる重要なステップとなるでしょう。

参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/2a9652b7ccdf77f809d338e8f2c5bc26755bce0f

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