日産がSEMAショー2024で高性能ピックアップトラック「フロンティア TARMAC」を初公開。地を這う低さと440hpのパワーを誇る。
このモデルは、レーシングレジェンドのクリス・フォースバーグ選手と共同開発されたもので、日産の「フロンティア PRO-X」をベースにしている。
フロンティア TARMACの最大の特徴は、地面すれすれに設計されたサスペンションで、フロントには完全調整可能なコイルオーバーサスペンションが採用され、リアにはフリップキットとCノッチが装備されている。
パワートレインには3.8リットルのV6エンジンが搭載されており、水冷式スーパーチャージャーやカーボンファイバー製NISMOコールドエアインテーク、ハイパフォーマンスキャットバックエキゾーストを追加することで、最高出力440hp、最大トルク400lb-ft(542Nm)を実現している。
外観はカーボンファイバー製のボディワークが全体に施されており、テールゲートスポイラーやトノカバー、ウルトラワイドフェンダーが装備されている。
ボディ幅は標準モデルより約10cm拡大され、2025年モデルで採用予定の「アフターバーンオレンジ」がボディカラーとして使用されている。
内装にはカーボンファイバー製のステアリングホイールやレカロシートが採用され、カスタム仕様の張り地が施されている。
ブレーキシステムも大幅に改良され、NISMOブレーキがカスタムマウントで装着され、リアにはドリフト走行用のカスタムハンドブレーキに連動するキャリパーが設置されている。
このプロジェクトは、日産モータースポーツのケビン・ルッツ氏とポール・ボイヤー氏が2021年から構想を練ってきたもので、過去のマッスルトラック文化を現代に復活させつつ、最新のパフォーマンス技術を融合させた意欲作となっている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/0fef60ef4578e0885a5aa08bd14d858d109f0c05