福岡有明あさりの産地証明にブロックチェーン技術を導入する「Rensa」が発表され、消費者は透明性のある流通履歴を確認できるようになる。
要約すると福岡県の「福岡有明あさり」の産地証明に、ブロックチェーン技術を活用したトレーサビリティシステム「Rensa(レンサ)」が導入されることが発表された。
このシステムは、Chaintopeと電縁が共同で開発したもので、2025年春から運用が開始される予定だ。
Chaintopeは福岡県に本社を置くブロックチェーン技術の専門企業であり、電縁は東京を拠点としたビジネスコンサルティング会社である。
Rensaは、Chaintopeが提供するブロックチェーン基盤「Tapyrus(タピルス)」を利用しており、水揚げから小売までの流通過程をデジタル記録することで、商品の真正性を保証する仕組みとなっている。
具体的には、福岡有明海漁業協同組合連合会が水揚げ時に必要なデータを登録し、その後の流通過程を協議会の構成メンバーが記録していく。
消費者は商品に付された二次元コードを読み取ることで、ウェブ上で産地や流通履歴を容易に確認できる。
この取り組みは、全国有数の国産アサリの産地として知られる福岡県有明海において、消費者の信頼性向上を目指している。
また、Rensaはクラウドサービスとして提供され、トレーサビリティに特化した機能を備えており、時系列データの記録や物品の移転・帰属記録を簡単に構築できることが両社によって強調されている。
これにより、消費者は安心して「福岡有明あさり」を購入できる環境が整うことが期待されている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/8a54420da824d8513c2f35a7e4cad8545277d251