元北京駐在記者が語る、トランプ再選を望む中国の本音とその背景を探る内容の記事です。
2018年から2022年まで中国に特派員として駐在していた筆者は、当時の中国でのトランプ氏への評価が日本やアメリカでの印象とは異なっていたことを指摘しています。
トランプ氏は中国製品に高関税を課し、「中国に圧力をかける男」として知られていましたが、中国国内では彼の再選を望む声が多く見られました。
この現象は、特に新型コロナウイルスや香港の民主化デモといった共産党体制を揺るがす問題が相次いでいた背景に起因しています。
中国政府はトランプ政権の混乱を利用して、体制の強化を図ったと筆者は述べています。
また、当時の中国のSNS「微博」には「トランプがんばれ!」という声が溢れ、合言葉「川建国」が広まりました。
この言葉は、トランプが中国を建国してくれたという意味を持ち、共産党関係者からも聞かれるほどでした。
この記事は、トランプ政権の4年間が中国の視点からどのように評価されていたのか、そしてその影響が現在の米大統領選にどのように繋がるのかを考察しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/61236ea29ba8a036d3890027fad4d37eacfd7be9
トランプの再選が中国に与える影響について、多くのコメントが寄せられました。
コメントの中では、トランプが再選されることで中国にとっては都合が良いという意見が多数ありました。
特に、トランプが台湾に対して軍事行動を取らないと明言したことが、中国にとって安心材料であるとされました。
このような発言は、台湾のクリミア化を容認するものと解釈され、中国にとっては有利な状況を生む可能性があるとのことでした。
また、トランプがビジネスマンとしてのアプローチを重視することが、中国の製造業にとってプラスになる可能性があると指摘されました。
対照的に、民主党は中国を封じ込めるために同盟国を巻き込む陰湿な戦略を取るとされ、これが中国にとっては厳しい状況をもたらすのではないかという懸念も表明されていました。
さらに、中国のSNSではトランプ支持が多いことが報じられ、これは当局の検閲対象になっていないことを示唆しています。
全体として、トランプの再選は中国にとってメリットが多いという意見が強く、アメリカ国内の問題への対策に重点を置くトランプの姿勢が評価されていました。
ネットコメントを一部抜粋
経済的な対立は民主党でも共和党でもずっと続くわけだから、どっちでも変わらない。
トランプは中国が台湾侵攻しても経済制裁だけで軍を出さないと明言していた。
トランプの方が中国にとっては都合がいいと個人的な意見があった。
トランプ氏は取引ができるし、一匹の狼だと評価されていた。
外敵は国内を纏めるものだから、分かりやすく言ってくれる方が都合が良いという意見があった。