2018年大阪北部地震で多数の電車内閉じ込めが発生し、長時間の救出作業が必要となった。交通機関の混乱が深刻化し、避難誘導の重要性が再認識された。
特に、死者6人、重軽傷者462人を出し、高槻市立寿永小学校のブロック塀倒壊による悲劇が印象に残ります。
建物被害は全壊21棟、半壊483棟、一部損壊が6万1266棟に及び、多くの家屋が国の支援対象外となる一部損壊でした。
これらの家屋の99%は壁のひび割れや屋根瓦の脱落が原因で、目立った倒壊は見られませんでした。
地震に伴うエレベーターの被害も深刻で、近畿圏の保守台数の約54%が緊急停止し、339台が閉じ込めの対象となりました。
特に、閉じ込められた人々の救出には最大5時間20分かかり、平均で80分を要しました。
地震発生時は通勤・通学ラッシュの時間帯であり、鉄道の緊急停車が相次ぎました。
JR西日本や新幹線を含む243本の列車が駅間で停止し、安全確認が遅れたため、乗客は長時間閉じ込められました。
交通機関の混乱により、一般道は通常の3〜7倍の車両が流入し、渋滞が発生。
高速道路は約5時間後に解除されましたが、一般道の渋滞解消には約14時間を要しました。
長時間の閉じ込めにより、体調不良を訴える人も出て、病院に搬送されるケースもありました。
このような状況は、今後の地震対策や避難誘導の重要性を再認識させるものであり、特に都市部における交通機関の対応が求められています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/7aa4162f6d63eae0d3f9bf973808dbc1f1af849a
大阪北部地震が発生した際、阪急神戸線の車両内にいた乗客は、緊急地震速報の通知音が鳴り響くのを聞き、大きな横揺れを体験しました。
発生直後、多くの方が車外に脱出し、揺れが収まるのを待ちました。
その後、徒歩やバス、タクシーでの移動が主流となり、車内には座席に余裕があるほどの人数だけが残りました。
運転再開までの約5時間、車内は通電しており、空調も効いていたため、快適に待機することができました。
駅のトイレや売店も利用できたため、大きな問題は発生しませんでした。
先行列車の乗客がレールの上を歩いて隣の駅まで移動していたことを考えると、状況は比較的良好だったと言えます。
また、地震時の対策として、貫通扉を使った簡易トイレの導入や、防災ポーチの必要性についての意見もありましたが、満員電車での利用は難しいとの声もありました。
帰宅難民の問題や、電車内での閉じ込めに対する不安も表明されていましたが、いざという時には諦めるしかないという意見もありました。