衆院選と同時に行われた最高裁裁判官の国民審査で、4人に10%以上の「×」が付く異常事態が発生。メディアやドラマが影響し、司法への関心が高まった結果と専門家が分析。
これまで罷免された裁判官はおらず、全員が信任されてきたが、今回の結果は形骸化が進む国民審査に対する関心の高まりを示している。
国民審査は、最高裁裁判官が職責にふさわしいかを国民が判断する制度であり、過半数の「×」印が付けられた場合、罷免される可能性がある。
今回の審査では、尾島明氏が11.00%、宮川美津子氏が10.52%、今崎幸彦氏が11.46%、平木正洋氏が9.97%、石兼公博氏が10.01%、中村慎氏が9.82%の割合で「×」が付けられた。
合計の「×」印の割合は10.46%で、前回2021年の6.78%から大幅に増加した。
この背景には、メディアによる裁判官に関する情報の提供や、NHKドラマ『虎に翼』の放送、袴田事件の無罪確定など、司法への関心が高まったことが影響していると考えられる。
明治大学の西川伸一教授は、今回の結果に驚きを表し、国民審査の重要性や裁判官の選出方法についても言及した。
最高裁には長官を含む15人の裁判官がいて、内閣が選ぶ際には法律の素養が求められるが、必ずしも司法試験合格者である必要はないと説明している。
これらの要因が合わさり、国民審査への関心が高まった結果、裁判官に対する評価が厳しくなったことが示されている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/be5f06df08b5dc73cd01d5a2a8b4413e42cacc91
最高裁国民審査において、多くの有権者から不信任票が続出したことが問題視されていました。
コメントの中には、最近の判決が一般常識とはかけ離れているとの意見があり、特にLBGTや選挙妨害に関する判決が裁判官の思想に基づいていると感じる人が多かったようです。
また、国民審査の制度自体が形骸化しているとの指摘もあり、特に任命されたばかりの判事や定年退官する判事が審査対象にならないことが問題視されていました。
さらに、国民が司法に対してもっと注視し、監視する義務があるとの意見もありました。
これに対して、投票方法を見直すべきだとの提案もあり、全員にバツをつける行動が広がることで、裁判官に危機感を持たせるべきとの意見もありました。
国民が意識しないうちにルールが決められている現状に対して、司法の透明性を求める声も多く、判例を公開することが投票行動に影響を与えるとの意見もありました。
全体として、司法に対する不信感や改革の必要性が強く訴えられていました。
ネットコメントを一部抜粋
一般常識とは掛け離れたおかしな判決を多く目にするようになった。
国民審査で判事を解雇することは不可能であるから、この国民審査は廃止すべきだ。
現行制度ではまだ任命されたばかりで判決を出していない判事がいる。
投票方法を☓記入から承認する裁判官に〇を付けるやり方に変えるべきだ。
司法が左傾化しておかしくなっている気がしたので、不信感を表す意味で全員にバツをつけた。