国連で日本と米国が提案した宇宙の非核決議が159カ国の賛成で採択。ロシアや北朝鮮などは反対し、中国は棄権。宇宙空間における核兵器の配備禁止を呼びかける内容。
要約すると国連総会第1委員会は、8日に日本と米国が共同で提出した宇宙空間における核兵器や大量破壊兵器の配備を禁止する決議案を採択しました。
この決議案は159カ国の賛成を得ており、ロシア、北朝鮮、イランの5カ国が反対し、中国は棄権しました。
年内には国連総会で正式に採択される見通しです。
今回の決議は法的拘束力を持たないものの、日本原水爆被害者団体協議会が目指す「核なき世界」に向けた重要なステップとされています。
この決議案では、宇宙の平和利用を定めた宇宙条約の遵守義務を再確認し、宇宙空間での核兵器による爆発がもたらす長期的な影響について懸念を示しています。
また、地球周回軌道や宇宙空間に核兵器や大量破壊兵器を配備することを目的とした開発を行わないよう各国に呼びかける条項も含まれています。
ウクライナ侵攻を巡るロシアと米国の対立により、核兵器削減交渉は停滞していますが、今回の決議は国際的な協力を促進する可能性があります。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/de6128ab72f4cd288bc5b71ef4fa5a1ab13cfe20