シニア世代のスマホ利用者の約半数がセキュリティ対策に不安を感じており、対策方法が分からないという現状が明らかに。特に高齢者層では、アプリの利用率が低く、危険にさらされている可能性が高い。
モバイル社会研究所の調査によると、60歳から80歳のスマホ所有者の約半数が、自身のセキュリティ対策が不十分であると感じていることが明らかになった。
調査は2024年1月に実施され、1,130人が対象となった。
結果として、セキュリティアプリの利用率は60代で26%、70代で22%、80代で20%と、年代が上がるにつれて低下する傾向が見られた。
特に、80代では画面ロックの利用率が28%にとどまっており、提供元不明のアプリをダウンロードしないという対策も、60代が46%に対し、80代は33%と減少している。
多くのシニアはセキュリティ対策が重要であることを認識しているが、具体的に何をすればよいのか分からず、対策を実施できていない現状が浮き彫りになった。
約50%の60代、約60%の70代から80代が「何をどこまですれば十分なのか分からない」と回答しており、対策の実施方法が不明な人も約40%に達した。
さらに、約4割が不審なメールが届くことがあると回答しており、現在のままでは危険であることが示唆されている。
セキュリティ対策には、スマホ本体やアプリの設定が多岐にわたるため、親や祖父母に代わって設定を行うことが推奨されている。
例えば、iPhoneの本名の登録やLINEのセキュリティ対策は早急に行うべきである。
シニア世代のスマホ利用においては、サイバー犯罪のリスクが高まっているため、今後の対策が急務である。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/8bad903904f7d37d7df5d81ac5322a8760cbd682
シニア世代のスマホセキュリティ対策に関するコメントは、多様な意見が寄せられました。
多くの高齢者がスマートフォンを持っているものの、セキュリティに対する理解や対応に差が見られました。
あるコメントでは、スマホを使う際のセキュリティ対策として、指紋認証やPINコードの設定を行ったものの、具体的な対策が不十分であったことを述べていました。
また、スマホでの金融取引には慎重で、残高を少なく保つことでリスクを軽減しているといった意見もありました。
さらに、迷惑電話や詐欺メールに対する対策として、着信拒否やメールのフィルタリングを行っている人もいましたが、それでも不安が残るという声もありました。
特に、何をすべきかが不明と感じる人が約半数に達し、スマートフォンの使用を控えるべきだと提案する意見もありました。
シニア世代にとって、情報端末としてのスマホの利便性は高いものの、セキュリティ対策の重要性を認識しつつも、実践が難しい現状が浮き彫りになりました。
ネットコメントを一部抜粋
「スマホを初期化した」
「電話は切り忘れて高額な通話料を請求されたので、かけ放題にした」
「最大のリスクはスマホの紛失、盗難でしょうね」
「迷惑ブロックを設定しています」
「何をすべきか不明なら利用をやめるのが最適解」