熊本県玉名市がLINEを活用した「スマホ市役所」を進化させ、約30項目の手続きがオンラインで可能に。市民の利便性向上と職員の業務効率化を目指す。
要約すると熊本県玉名市は、「スマートフォンで持ち歩く市役所」というコンセプトの下、市民が来庁せずにLINEを使って各種申請や手続きができるサービスを進化させている。
この取り組みは市民の利便性向上と職員の事務効率化を目的としており、現在約30項目の手続きがLINEで可能となっている。
サービスは昨年7月に住民票の写しや戸籍証明書、税証明書の交付申請と手数料決済から始まり、順次拡充されてきた。
具体的には、乗り合いタクシーの利用登録、母子健康手帳の交付予約、ストーマ装具と紙おむつの継続給付申請、公民館講座の申し込みなど、多岐にわたる手続きがLINEで行えるようになっている。
特に、定額減税調整給付金や保育所の継続利用申し込み、女性対象のがん検診申し込みなどは締切が迫っている。
市はまた、アンケートや選挙事務にもLINEを活用しており、今春の県知事選や10月の衆院選では投票者数の定時報告をLINEに変更し、効率化を図った。
このような取り組みは他の自治体でも導入が検討されている。
玉名市は、収集した情報がLINEには帰属せず、専用の管理運用システムに安全に保管されることを強調している。
市公式アカウントの登録者数は現在1.6万人を超え、担当者は市民に対してこのサービスの積極的な活用を呼びかけている。
市民の負担軽減と職員の効率的な業務運営が期待される中、玉名市の「スマホ市役所」は今後もさらなる進化を続ける見込みだ。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/2d8e305ded0b8dc675444d25073e1d7688d34fc8