Story Protocolが最終テストネット「Odyssey」を開始。クリエイターがIPをトークン化し、ブロックチェーン上で管理・活用できる仕組みを提供します。
このプロジェクトは、クリエイターが知的財産（IP）をトークン化し、ブロックチェーン上で管理・活用できることを目的としたEVM互換のレイヤー1（L1）ブロックチェーンです。
Odysseyは、Programmable IP License (PIL)というIP管理システムを用いることで、従来の法律に準拠しつつブロックチェーンベースでのライセンス管理を実現しています。
これにより、クリエイターは自らの作品に関する使用条件や収益分配のルールを事前に設定し、ライセンス発行時にこれらの条件が自動的に適用される仕組みが整えられています。
Story Protocolは2022年に設立され、2023年にはa16zクリプトからのシードファンドやシリーズA、シリーズBの資金調達を成功させており、計約1億ドルの資金を集めました。
シリーズBラウンドでは、アンドリーセン・ホロウィッツが主導し、ウォルト・ディズニー・イマジニアリングの幹部やNFTコレクターからも投資を受けています。
Odyssey上には約100社のエコシステムパートナーが参加しており、IP資産の取引やAI関連のサービスが展開されています。
また、Odysseyの開始を記念して、ギットコインパスポート保有者向けに「オデッセイバッジ」を発行するイベントも実施され、このバッジは譲渡不可なSBT（Soulbound Token）としてIP資産として機能します。
さらに、Odysseyの導入に伴い、以前のネットワーク「Iliad」のサポートは2023年11月24日までに終了する予定です。
Iliadは、2億4,700万件以上のトランザクションや2,100万個以上のウォレットを持つ実績があります。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/48718e3644a512f524dadd954f85c1122eae3fd4