ソニーの米子会社が2026年に光通信試験衛星を打ち上げる計画を発表。ブルーレイ技術を活用した通信端末で、高速データ通信を実現する。
要約するとソニーグループの米国子会社であるSony Space Communications Corporation(SSCC)が、米Astro Digitalと提携し、2026年に光通信の試験衛星を打ち上げることを発表しました。
このプロジェクトでは、2機の超小型衛星が設計・製造され、光通信端末を搭載します。
この端末は、ソニーが開発したブルーレイ技術を基にしており、衛星間および衛星と地上局間での高データレート通信を実現することを目的としています。
Astro DigitalのCEO、Chris Biddy氏は、同社の「Corvus」衛星バスプラットフォームを用いて、ソニーの光通信端末を軌道上で実証することを楽しみにしていると述べています。
SSCCは2022年に設立され、ソニーコンピュータサイエンス研究所(ソニーCSL)の岩本匡平氏がプレジデントを務めています。
ソニーCSLは過去に、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と共同で小型光通信実験装置「SOLISS」を国際宇宙ステーションに設置し、双方向光通信リンクを確立するなどの実績があります。
さらに、SOLISSは宇宙から商用光地上局へのデータ通信にも成功しており、最近ではエラー環境下でのデータファイル転送の実証も行いました。
地球低軌道(LEO)を周回する衛星の増加に伴い、地上に送信するデータ量が増加しているため、無線通信に代わる光通信の必要性が高まっています。
これにより、ソニーの光通信技術は今後の宇宙通信において重要な役割を果たすことが期待されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/80e4a6b107a00bd3222454345e00776afc45d6c0