スズキのセルボは1977年に登場し、1998年に終売。2006年に復活した5代目は最新技術を搭載し、軽自動車の新たな価値を提案したが、大ヒットには至らなかった。
しかし、1998年に一旦市場から姿を消すこととなる。
セルボの魅力は、軽自動車の新たな価値を創造することにあり、特に初代モデルは360ccエンジンを搭載したフロンテクーペを基に550ccエンジンや大型バンパーを装備して登場した。
スペシャリティークーペの需要が縮小する中、4代目モデルでは「セルボモード」としてオーソドックスなハッチバックスタイルに変わり、上級志向の内外装や4気筒エンジンを搭載するなどの特徴を持っていた。
しかし、軽自動車規格の変更に伴い1998年には終売となり、トールワゴンの人気が高まる中で後継車種は現れなかった。
そんな中、2006年にセルボは突如復活を遂げる。
5代目セルボは、アルトのコンポーネンツを流用しつつ、ワンモーションフォルムを持つ上級5ドアハッチバックとして登場した。
このモデルは、女性や子どもを意識したMRワゴンの男性版として開発されたため、デザインはシャープであり、Bluetoothによるハンズフリー通話機能や、日本初の直噴ターボエンジンとCVTの組み合わせを採用するなど、当時の最新技術を盛り込んだチャレンジングな車両だった。
残念ながら、5代目セルボは大ヒットには至らなかったが、その高い走行性能や上質な仕立ては一定の評価を受け、軽自動車に新たな付加価値を与える重要なモデルとして再評価されるべきである。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/c42c7a17334e7dbb4bc36b7155d6bf960185421f
コメントでは、セルボの販売不振の主な要因としてリーマンショックが挙げられ、その影響でグレードの削減やスポーツモデルの凍結が行われたことが指摘されていました。
特に、男性向けの軽自動車としての需要があるにもかかわらず、販売戦略がうまく機能しなかったことが問題視されました。
また、セルボ・モードがユニセックスな車として人気を博したことや、軽自動車の市場における立ち位置についても言及されていました。
さらに、セルボのデザインや運転性能に対する好意的な意見も多く、特に外観がメルセデスの初代Aクラスに似ているとの意見や、男性向けの復活を望む声もありました。
コメントの中には、セルボのMT設定がなかったことを残念に思う意見や、他の軽自動車と比較しての運転の楽しさについての言及もありました。
全体として、セルボの復活に期待する意見が多く、再登場を望む声が強かったことが印象的でした。