米Zuoraが日本に新データセンターを開設し、ビッグローブが課金システムを刷新するために同社のソリューションを採用しました。これにより、データ保護規制への対応やシステムの効率化が期待されます。
このデータセンターの稼働により、日本の個人情報保護法(APPI)などのデータ保護規制に対応できるほか、国内の顧客は低遅延でアクセス可能になり、従来の約30倍の速度向上が期待されています。
また、ビッグローブ株式会社がこの新しいデータセンター上で、課金・請求システムの刷新のためにZuoraのソリューションを採用したことも注目されています。
ビッグローブは、長年使用してきた課金・請求システムの老朽化や複雑化に悩んでおり、システム保守コストの高止まりやビジネスニーズへの迅速な対応が困難な状況にありました。
そこで、同社は課金・請求システムのアーキテクチャを見直し、Zuoraのプラットフォームを選択しました。
これにより、運用プロセスの効率化や多様な決済方法への柔軟な対応が可能になり、システムの拡張性も確保される見込みです。
さらに、ビッグローブが既に利用しているCRMやERPとの統合により、顧客に信頼性の高いサービスを提供し続けることができるとしています。
また、Zuoraは5月に従量課金ソリューションを提供するTogaiの買収を完了しており、11月から日本国内でもTogai製品を提供開始する予定です。
Togaiの技術を活用することで、開発者と財務チームの連携を強化し、従量課金モデルの導入と最適化を支援するとしています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/c6b152a9e7b1353523736b15b91b99c952f08563