「Thunderbird」がv128.4.3esrをリリース。フォルダーのフリーズや暗号化メールの平文漏洩問題を修正。
要約するとオープンソースのメールソフト「Thunderbird」が2023年11月12日に新たにバージョン128.4.3esrをリリースしました。
このアップデートには、いくつかの重要な問題修正と改善が含まれています。
まず、フォルダーの破損によって「Thunderbird」がフリーズし、使用できなくなる問題が解決されました。
また、mbox形式のファイルを読み込む際にメッセージが破損する問題や、シャットダウン時にフォルダーの圧縮が中止されないこと、圧縮が失敗した際のクリーンアップが行われない問題も修正されています。
さらに、折りたたまれたNNTPスレッドで未読メッセージが誤って表示される問題や、未読メッセージに移動する際にすべてのメッセージの読み込みを待たない点も改善されました。
フォルダーでエラーが発生した場合に、フォルダーおよびその子フォルダーが壊れることがある問題も修正されています。
セキュリティ面では、OpenPGPで暗号化されたメッセージがリモートコンテンツを使用する際に平文が漏洩するという問題(CVE-2024-11159)が対処されており、深刻度は4段階中上から2番目の「High」と評価されています。
「Thunderbird」はWindows、Mac、Linuxに対応しており、公式サイトやMicrosoft Storeからダウンロード可能です。
既に利用しているユーザーは、メインメニューの[ヘルプ]から手動で更新ができます。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/945c1d86756cc8ac5211a4924c87de7a7a28cec3