ウクライナが「ロシア軍艦、消え失せろ」の文言を商標登録できず、EU裁判所が政治的スローガンと判断。
要約するとウクライナの国境警備隊が「ロシア軍艦、消え失せろ」という文言を商標登録しようとしたが、欧州連合(EU)の裁判所がこれを認めない判断を下した。
裁判所はこの文言が政治的なスローガンであり、商標としての機能を果たさないと指摘した。
文言は、ロシアのウクライナ侵攻が始まった際に、黒海のスネーク島でウクライナ兵士がロシア軍艦に対して発したもので、ウクライナの抵抗の象徴として広く使用されている。
特に、この言葉はTシャツや郵便切手、道路標識などに利用されており、国境警備隊は商標登録を通じて関連商品の販売や教育、エンターテインメント、スポーツ分野での使用を目指していた。
しかし、裁判所は消費者がこの文言を単なる商品表示としてではなく、政治的メッセージとして認識するため、商標としての登録は不適切であると判断した。
ウクライナ軍は、2022年6月にスネーク島を奪還し、その後捕らえられていた守備隊は今年1月にロシア軍の捕虜と交換された。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/deb33139cb9b24edd7481db3b7385018cccd64ba