中国EVメーカー「零跑汽車」が2024年7～9月期の決算を発表。売上高は前年同期比74.3％増、赤字は縮小。ステランティスとの合弁で海外市場拡大へ。
売上高は前年同期比で74.3％増、前期比でも83.9％増の98億6000万元（約2100億円）に達しました。
純損失は6億9000万元（約140億円）で、前年同期の9億9000万元（約210億円）から30.3％減少し、前期の12億元（約250億円）からも42.5％減少しました。
この改善は、販売構成の最適化や持続的なコスト管理、販売台数の増加によるスケールメリットが寄与しています。
売上総利益（粗利）率は8.1％と前年同期比・前期比ともに大幅に改善されました。
7～9月の販売台数は前年同期比で94.4％増の8万6165台で、10月の販売台数は前年同月比で109.7％増の3万8100台と、単月で過去最高を記録しました。
1～10月の累計販売台数は20万台を超え、零跑汽車は年間販売台数が目標の25万台を上回ると見込んでいます。
また、零跑汽車は2024年5月14日に、欧米自動車大手のステランティス（Stellantis）グループが主導する合弁会社「零跑国際（Leapmotor International）」を設立しました。
この合弁会社は、大中華圏以外の市場での零跑汽車の輸出・販売事業を展開する独占権を持ち、製品の現地生産も行う予定です。
2024年9月からはフランス、イタリア、ドイツなど9カ国で製品を発売し、年内にはステランティスのサービス拠点で販売を開始し、2026年までに販売網を500店舗に拡大する計画です。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/3620bca714b09a17238aeacc06a7777cc6ab7949