鹿児島の山元正光さんが、79年ぶりに父のモンゴルでの死亡記録を受け取る。戦争の影響を受けた家族の物語が明らかに。
要約すると鹿児島県の山元正光さん(88)は、父親が満州で亡くなったことを知ったのは、家族が日本に帰還した後のことだった。
父、正昂さんは、満州国で警察官として家族と共に暮らしていたが、1945年8月に召集され、戦争の激化により家族は奉天へと避難。
戦後、家族は母の故郷に戻ったが、父の行方は分からなくなった。
約1年半後、父の戦友から手紙が届き、父がモンゴルの収容所で亡くなったことを知らされる。
山元さんは、父の死を受け入れられず、父と同じ警察官になることを誓った。
生活保護の打ち切りなど苦しい状況の中、山元さんは高校に進学し、鹿児島県警に合格。
最終的には鹿児島中央署長に昇進し、戦没者慰霊や戦争体験の語り部として活動した。
最近、山元さんは父のモンゴルでの死亡記録が日本政府から届いたとの連絡を受ける。
これは、戦後の抑留中に死亡した日本人の記録の一部であり、山元さんにとっては79年越しの父との再会を意味するものである。
彼はこの記録を受け取り、父の記憶を大切にしていく決意を新たにしている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/4325cc010560459d180b5a7ecf838284bf809610