マカオの2024年第3四半期の住宅賃料は上昇、商業テナント賃料は下落。地域別に異なる動向が見られ、統計は不動産市場の透明性向上を目的として公表されています。
このデータによると、住宅の平均賃料は137パタカ（約2680円）で、前四半期比で1.6%の上昇を記録しました。
地域別に見ると、マカオ半島黒沙環埋立エリアでは168パタカ（約3280円）、マカオ半島外港・南灣湖埋立エリアでは141パタカ（約2750円）、タイパ中心エリアでは136パタカ（約2660円）と、いずれも上昇しています。
一方、コロアン島では0.1%の下落が見られ、平均賃料は147パタカ（約2870円）となりました。
実用面積別では、50平米以下の住宅が1.7%上昇し168パタカ、50～99.9平米の住宅が1.4%上昇し136パタカとなっています。
対照的に、商業テナントの賃料は1.1%下落し491パタカ（約9590円）に。
これは、新規契約の平均賃料が低かったことが主な原因とされています。
地域別では、黒沙環・祐漢エリアが468パタカ（約9140円）、中区が709パタカ（約1万3850円）とそれぞれ下落しましたが、コシュタ・アリアーガは501パタカ（約9780円）、外港・南灣湖埋立エリアは0.4%上昇の625パタカ（約1万2200円）を記録しました。
オフィス物件や工業用途物件についても、賃料はそれぞれ0.5%と0.6%下落しています。
前年同期と比較すると、住宅の平均賃料は4.4%上昇する一方、商業テナントは0.6%、工業用途物件は0.3%、オフィスは2.0%それぞれ下落しています。
この統計は、2023年第1四半期から不動産市場の状況を明確にするために公表が始まりました。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/ef4ea8d576029f2c033fa45dea007b2fa163382a