ロシア極東のハバロフスクで、北朝鮮の「主体思想」を学ぶ課外クラブが設立され、学生たちが放課後に思想を学んでいる。
このクラブは、ロシアがウクライナ侵攻後に北朝鮮と急接近していることを象徴する動きとされています。
クラブの設立は、歴史教師のウラジスラフ・クシニレンコさんによるもので、彼は北朝鮮公館の幹部からの提案を受け、9月に活動を開始しました。
ロシアが米欧と対立する中で、北朝鮮はロシアにとって「真のパートナー」として浮上しているとクシニレンコさんは述べています。
彼は学生時代から北朝鮮について学び続けており、最近の北朝鮮の軍事支援の意向も考慮に入れています。
クラブには現在、5年生から10年生に相当する15人の生徒が参加しており、週2回の放課後に「主体思想」について学び、ロシアにどのように生かせるかを話し合っています。
このような教育活動は、ソ連時代を含めて放課後に北朝鮮の思想を学ぶ場が設けられることは珍しく、国際的な政治情勢に敏感な教育の一環として注目されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/841e9ff5d8827a84e1ea3376a745c9a0a2c9160f
コメントでは、ロシア極東での北朝鮮の主体思想教育に対するさまざまな意見が寄せられました。
多くの人々が、教育内容が現実と乖離していることに疑問を呈し、特に過去の歴史や社会体制との関係を考慮した批判がありました。
例えば、金日成がソ連に逃れた際に受けた教育が北朝鮮政府の中核に影響を与えたという見解が示され、現代のロシアと北朝鮮の状況においても、同様の歪みがあるのではないかと指摘されました。
さらに、主体思想が中国やソ連に依存しない自主的な国家形成を求めたものであるとの見解もありましたが、その実現が難しいことが強調されました。
ロシアの教育機関がこのような思想を取り入れることに対して、何の価値があるのかと疑問視する声もありました。
また、ロシアが精神的に追い込まれている中で、北朝鮮の存在が一つのパートナーとして浮上しているという意見もありました。
全体として、ロシアと北朝鮮の関係や思想教育に対する懸念が多く見られ、双方の指導者が抱える問題についての深い考察がなされていました。