金正恩氏が核武力強化を強調し、戦争準備の完了に向けて全力を挙げると発言。韓米日軍事協力への懸念も示す。
要約すると北朝鮮の金正恩国務委員長は、14日から15日にかけて平壌で開催された朝鮮人民軍の大隊長大会において、核武力の強化と戦争準備の完了に向けて全力を注ぐよう指示しました。
この大会は10年ぶりの開催であり、金委員長は演説の中で「核武力強化路線は不可逆的な政策」と強調し、戦争抑制のための核武力の稼働体制を完璧に整える必要性を訴えました。
また、韓米日軍事協力が地域の平和と安定を脅かす要因であると指摘し、米国主導の軍事同盟の拡大が懸念されると述べました。
特に、米国がウクライナやイスラエルに対する軍事支援を行い、国際的な緊張を高めている状況を批判しました。
金委員長は、北朝鮮軍の全ての活動を戦争準備に徹底させる必要があり、戦争準備の完了は急務であると強調しました。
彼の発言は、米国の大統領選後に対米批判を行った初の機会でもあり、国際情勢の不安定化を懸念する声が高まる中、北朝鮮の軍事的動向に対する注目が集まっています。
今回の大会は1953年に行われた初回大会、2006年の第2回大会に続くもので、北朝鮮軍の大隊長や政治指導員が集まり、国家の自衛力の強化に向けた方針が確認されました。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/09019742826b0f22138588b171cdfb324375bff1