米インド太平洋軍のパパロ司令官が、弾薬備蓄の減少と中国の脅威について危機感を示しました。米軍の即応態勢に影響が出ていると強調し、追加の備蓄が必要と訴えました。
要約すると米インド太平洋軍のパパロ司令官は、最近の発言でアメリカの弾薬備蓄の減少に対する危機感を表明しました。
彼は、ロシアのウクライナ侵攻や中東でのイスラエルへの軍事支援が原因で、米軍のミサイルや弾薬の在庫が減少していると指摘しました。
特に、中国を「最も強力な潜在敵国」と位置づけ、インド太平洋地域での米軍の即応態勢に影響を及ぼす事態を懸念しています。
パパロ司令官は、ワシントンでのシンクタンクのイベントに出席し、紛争地域に対する防空システム「パトリオット」や空対空ミサイルの供与が、米軍の弾薬備蓄にさらなる圧力をかけていると述べました。
彼は「米軍の在庫を補充し、さらに追加の備蓄を行う必要がある」と強調し、弾薬の備蓄量については「もともと不満があったが、今はさらに不満だ」と明言しました。
これにより、米軍の戦略的能力が問われる中で、備蓄の問題が重要な課題となっていることが浮き彫りになっています。
パパロ司令官の発言は、米国が直面する安全保障上の課題を反映しており、特に中国との関係においては、米軍の即応能力を維持するための戦略的な調整が求められています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/a7c63595bd9075b63a58772c7dfc34a183b07621