IIJとSCSKが協業し、12月から白井と印西のデータセンター間を相互接続。顧客は手軽にサービスを利用可能に。
要約すると株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)とSCSK株式会社(SCSK)は、12月19日からIIJ白井データセンターキャンパス(白井DCC)とSCSK印西キャンパスを相互接続することで合意した。
この相互接続により、両社の顧客は、個別にデータセンター間の閉域ネットワークを構築することなく、双方のネットワーク関連サービスやラックサービスを安全かつ手軽に利用できるようになる。
IIJ白井DCCは、5G、IoT、AI、クラウドサービスなどのデジタルデータを集約する大規模データセンターで、2019年に千葉県白井市で運用を開始した。
白井DCCが位置する千葉県印西地区はデータセンターの集積地であり、IIJは各種クラウドサービスや近隣データセンター、IXとの接続を進めており、今回の相互接続はその一環である。
SCSKは、各種パブリッククラウドやIX、通信事業者とのコネクティビティ強化を推進し、顧客にセキュアで低遅延なハイブリッド・マルチクラウド接続環境を提供している。
相互接続により、IIJの顧客はSCSKのマルチクラウド接続サービスを利用でき、IIJ Smart HUBを通じてより堅牢なバックアップ環境を構築できる。
逆に、SCSKの顧客もIIJのプライベートバックボーンサービスを利用して、Microsoft 365などのデジタルワークプレース関連サービスに閉域接続できる。
両社のデータセンターにラックを持つ顧客は、もう一方のデータセンターのラックとも閉域ネットワークを手軽に利用でき、需要や拡張計画に応じて柔軟にラックスペースを活用できることが期待されている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/ec1f35daf71c5c8e49a1a5d4f35a10cce0a15986