自動車業界で日産とフォードが大規模なリストラを実施。日産は北米で900人、フォードは欧州で4000人削減予定。業績不振が背景に。
要約すると現在、自動車業界ではリストラが進行中で、特に日産自動車とフォードが注目を集めています。
日産は、全体の約9000人の人員削減を計画しており、その一環として北米法人での希望退職を募集しました。
応募した従業員は約6%、おおよそ900人程度と見込まれ、2024年内に退職する予定です。
この希望退職は主に間接部門の従業員を対象にしています。
また、日産は2025年秋までにタイの拠点でも約1000人の人員削減や配置転換を行うことを報じています。
これらの動きは、業績不振に起因しており、世界的な生産能力を20%削減する計画の一部です。
一方、フォードは2027年末までにドイツと英国で約4000人の人員削減を発表しました。
これは、ドイツでの電気自動車(EV)補助金の停止による販売減や、中国メーカーとの価格競争が影響しています。
また、フォルクスワーゲン(VW)では労使交渉が進行中で、組合側が賃上げの先延ばしを提案しましたが、経営陣はリストラ計画の撤回には応じないとされています。
このような状況は、過去のリーマン・ショック時のリストラを思い起こさせ、年末に向けての経済的な不安が増しています。
自動車業界の厳しい状況は、今後の経済全体にどのような影響を及ぼすのか注目されます。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/8e41e56a9e35e8e6f538a27e82da2062da70a9ee