2023年、紛争地での人道支援関係者の死者が281人に達し、ガザが主な被害地となっています。国連は人道支援の危機を警告しています。
要約すると国連人道問題調整室（OCHA）の発表によると、2023年に世界中の紛争地で活動する人道支援関係者の死者数が281人に達し、過去最多を記録しました。
これまでの最多は昨年の280人であり、特にパレスチナ自治区ガザでの死者が大半を占めています。
ガザでは、イスラエル軍とイスラム組織ハマスの戦闘が続く中、昨年10月以降だけで支援関係者の死者が320人以上に上り、そのほとんどが国連パレスチナ難民救済事業機関（UNRWA）の現地職員です。
イスラエル軍は、UNRWAとハマスの関係を指摘し、同機関の施設への攻撃を行っています。
一方、ガザ以外でもロシアのウクライナ侵攻やスーダン、アフガニスタンの内戦などで多くの人道支援職員が命を落としています。
OCHAのフレッチャー室長は、急速に命が失われている現状を憂慮し、「勇気と人道性が銃弾や爆弾によって打ち砕かれている」と述べています。
さらに、OCHAは昨年約1億4400万人を支援し、今年もすでに1億1600万人以上を支援したことを報告しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/27afd15d862f3fd1ce7acf80f839978892e1a72e