『電脳警察サイバーコップ』は、視聴率が上昇するも大人の事情で放送枠を奪われ、打ち切りに至った特撮ヒーロー作品です。
この作品は近未来の東京を舞台に、ビットスーツを着た4人のヒーローが都市型テロリストと戦うストーリーで、従来の特撮作品とは異なり、VTR撮影を導入し、より大胆な映像表現を可能にしました。
視聴率は徐々に上昇し、第13話では10％を記録するなどの人気を博しました。
しかし、この好調な視聴率が仇となり、放送時間を奪われることになります。
日本テレビ系列で放送されていた本作は、同じ系列の読売新聞傘下のプロ野球チーム「読売ジャイアンツ」をテーマにしたアニメ『ミラクルジャイアンツ童夢くん』に放送枠を取られることに。
これは、子供の野球への関心を高めるための企画で、読売グループの意向が強く影響した結果でした。
製作陣にとっては予想外の展開であり、シリーズ監修＆監督の村石宏實氏も後に「アニメに枠を取られてしまって」と悔しさを表明しています。
『電脳警察サイバーコップ』はその革新的なアプローチと人気にもかかわらず、大人の事情により打ち切られるという不運な運命を辿りました。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/1ad3f2d2ac29208a7ea43d85a4851b50d7edb702
「電脳警察サイバーコップ」に関するコメントは、作品が持つ独自の魅力や視聴者の思い出を振り返る内容が多く見受けられました。
特に、主人公たちが使用するビットスーツや、その呼び出し方が斬新だったという意見がありました。
視聴者は、当時の技術の限界を感じつつも、リアルな設定やキャラクターの魅力に惹かれていたようです。
また、玩具の出来が良かったことや、漫画とのコラボレーションがあったことも評価されていました。
打ち切りの原因として、視聴率の低下や放送時間の変更が挙げられ、視聴者はその影響を実感していたようです。
特に、他の人気アニメや特撮作品との競争が厳しかったため、視聴者層の獲得が難しかったことが伺えました。
また、作品が放送されていた時間帯には、他の人気番組が多く存在していたため、視聴機会が限られていたという意見もありました。
視聴者は、作品が持つ独自の設定やキャラクターに対する愛着を語りつつも、打ち切りの結果として残念に思っている様子が伝わってきました。
特に、当時の特撮作品に対する愛情や、技術的な挑戦に対する期待感が強く感じられました。
全体的に、視聴者は「サイバーコップ」を通じて得た思い出や経験を大切にし、今でもその魅力を語り継いでいるようです。
ネットコメントを一部抜粋
主人公たちが戦闘時に使用するビットスーツは、普段着ている隊員服に専用アーマーを追加したものというのがリアルだった。
映像面でも合成を多用していてかなり頑張っていたが、それがあまり生かせていなかった気がする。
本当は後番組も予定していたが、打ち切りで立ち消えになった。
大学生で視ていたが、意欲的な番組とは思ったが、技術がついて来ていない感じがもどかしかった。
リアルタイムで見ていたが設定自体よく出来ていた。